Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

他では見られない中国の最新映画8本一挙上映!「2022大阪・中国映画週間」開幕セレモニー開催!

2022年11月11日

2022年は日本と中国の国交正常化から50年という節目を迎える。そんな記念すべきタイミングで、東京では今年17回目となる企画「中国映画週間」が今年初めて大阪での開催となった。「2022大阪・中国映画週間」と題して最新の中国映画計8作品が上映される。

 

今回の開催に伴い、11月11日(金)にウェスティンホテル大阪では開幕セレモニーが行われ、中華人民共和国駐大阪総領事の薛剣(せつ けん)さんや日本映画史上初のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『おくりびと』が中国でも異例の大ヒットを記録した滝田洋次郎監督や中国で高い人気を誇るアーティストの七穂(NaHo)さんらが登壇した。

 

開会式では、中国駐日芸術家である葉衛陽さんの琵琶のオープニングアクトで開幕。薛剣さんにより映画週間の開幕意図や、中国と日本の映画文化の交流の歴史、今回の映画賞で実施されるコラボレーションの紹介が直々に語られた。今回の大阪・中国映画週間のための記念映像もオープニングムービーとして上映され、今回の映画祭の上映作品の紹介だけでなく、日本と中国がいかにして映画の制作や興行関係を歩んできたのかが知れる内容となっていた。今回の開幕式でも注目がゲスト対談として、薛剣さんや滝田洋次郎監督、そして「坂和的中国電影大観」シリーズの著書でもある坂和章平さんの3人が日中映画祭実行委員長の耿忠さんの司会のもと、各々の中国映画との関わりや、日本と中国の違いが語られた。滝田洋次郎監督は、自身も中国映画である『聞煙』を監督として携わっている。中国映画といえばスケールが大きく派手な演出の作品の活躍も目覚ましいが、華美ではないながらも細やかな感情を掘り下げたような作品を意識した作品を製作しようというオファー側の意図があったことなどが語られた。また、坂和章平さんは自身の中国映画との長い関わりの遍歴を語ってくれた上で、中国映画のエネルギッシュさの大きさを語ってくれた。

 

ブリッジアクトでは、日本人でありながら中国のオーディション番組に出演したりと、国境を越えて活躍する歌手の七穂(NaHo)さんによる「昴(すばる)」の歌唱や、神戸中華同文学校の生徒らによる獅子舞の演舞なども行われ、映画だけでなく中国と日本を結ぶ文化交流の幅の広さを体現し、中国映画週間を盛り上げてくれた。

 

2022大阪・中国映画週間」は11月11日(金)から11月17日(木)にかけて、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田アネックスのSCREENN9・10にて開催される。日本での一般上映が実施されていない中国で上映されたばかりの映画8本が上映され、いずれも貴重な機会となっているので、今回の上映回に足を運んで欲しい。
『奇跡の眺め』
『トゥ・クール・トゥ・キル』
『月で始まるソロライフ』
『宇宙から来たモーツァルト』
『母への挨拶』
『片恋〜マイブルーサマー』
『斉公 SAI・KOU〜天地降臨〜』
『天書奇譚4K記念版』

edit by ネジムラ89

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts