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「森田芳光70祭2022」始動!シネ・ヌーヴォで特集上映開催!

2022年11月11日

©ニューズ・コーポレイション

 

森田芳光監督生誕70周年記念(没後10年)として、様々なハードルを乗り越え、ほぼすべての作品をBlu-ray化したボックスセット、記念本出版、ゆかりの劇場での特集上映を叶えた2021年。そして、この度、コロナ禍により延期になっていた、海外でのレトロスペクティブ上映など、新しい夢のプロジェクト「森田芳光70祭2022」が始動。関西では、大阪・九条のシネ・ヌーヴォで11月19日(土)より特集上映が開催される。

 

森⽥芳光監督は、1950年1⽉25⽇東京都渋⾕⽣まれ、⽇本⼤学芸術学部放送学科に進学後、⾃主映画製作を開始、⼤きな話題を呼ぶ。1981年に若い落語家を主⼈公とした『の・ようなもの』で⻑編映画監督デビュー。1983年には松⽥優作さん主演の『家族ゲーム』でキネマ旬報ベスト・テン1位、第7回⽇本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞など、主要映画賞を総なめ、その後も数多くの名作や話題作を世に送り出してきた。2011年12月に61歳で逝去。今なお全世界に多⼤なる影響を与え続けている。

 

2018年には、「2018年の森田芳光 -森田芳光全作品上映&史上初!ライムスター宇多丸語り下ろし-」と題して、2018年11月3日から12月16日までの毎週末に東京の文芸座にて、森田芳光監督作28本をRHYMESTERの宇多丸さんと森田監督の夫人である三沢和子さんによるトークショー付きで上映する企画を開催。トークショウは宇多丸さんの綿密な下調べと、三沢さんの貴重な証言が掛け合わされた非常に濃厚な内容となった。のちに、その内容について加筆修正され、「キネマ旬報」で連載され、読者賞を受賞している。この内容にさらに膨大な加筆が施された上に、森田監督と同時代にデビューした映画監督達や森田作品に欠かすことのできない俳優達、森田組を支えたスタッフ達や後輩監督達、森田監督の遺伝子を別の領域で受け継ぐクリエイター達といった各界の第一線で活躍する面々50名以上が、それぞれに思い入れのある森田監督作品について、あるいは森田監督の姿について、原稿を書き下ろし、またはインタビューにこたえた内容が盛り込まれた書籍「森田芳光全映画」が出版された。

 

そして、関西では、11月19日(土)から12月2日(金)まで大阪・九条のシネ・ヌーヴォで特集上映「生誕70周年記念プロジェクト 森田芳光70祭」を開催。『ライブイン茅ヶ崎』『家族ゲーム』『それから』『悲しい色やねん』『キッチン』『未来の想い出 Last Christmas』の上映を予定している(昨年、シネ・リーブル梅田で開催された特集上映では上映されなかった作品を含む)。また、11月19日(土)には『それから』(13:55~)上映後に、孫家邦さん(リトルモア代表、映画プロデューサー)、加藤基さん(『森田芳光全映画』編集)、堀口正樹(監督、元森田組助監督)さんを、11月27日(日)には『未来の想い出 Last Christmas』( 13:30~)上映後に、ライムスター宇多丸さん(ラッパー、ラジオパーソナリティ、『森田芳光全映画』編著)、三沢和子さん(映画プロデューサー、『森田芳光全映画』編著)を迎え、トークイベントを開催予定だ。

『未来の想い出 Last Christmas』より ©光和インターナショナル

 

なお、2023年にもシネ・ヌーヴォで特集上映の開催が決定している。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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