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振り込め詐欺を題材にした犯罪アクション『声/姿なき犯罪者』がいよいよ劇場公開!

2022年10月4日

(C)2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVED

 

元刑事の男が大金を奪った詐欺集団を追い詰め復讐を計る『声/姿なき犯罪者』が、10月7日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『声/姿なき犯罪者』は、韓国で深刻化している振り込め詐欺を題材に描いた犯罪アクション。釜山の建設現場の従業員たちが振り込め詐欺の標的となり、多くの人々が大金を奪われた。現場作業員として働く元刑事のソジュンは、愛する妻と同僚の30億ウォンを取り戻すべく詐欺犯を追い始める。手がかりを掴んだソジュンは中国のある建物に潜入するが、そこでは組織化された詐欺集団が総責任者クァクの下で振り込め詐欺を行なっていた。新たに300億ウォン規模の詐欺計画が企てられていることを知ったソジュンは、復讐に乗り出す。

 

本作では、主人公の元刑事ソジュンを『太陽は動かない』のピョン・ヨハン、詐欺組織の主犯クァクを『悪人伝』のキム・ムヨル、詐欺犯を追う刑事を『鬼手』のキム・ヒウォンが演じた。『ホワイト』等で知られる双子の兄弟キム・ソン&キム・ゴクが監督を務め、実際に詐欺犯罪を担当する知能犯罪捜査隊への取材を基に制作した。

 

(C)2021 CJ ENM Co., Ltd., SOOFILM ALL RIGHTS RESERVED

 

映画『声/姿なき犯罪者』は、10月7日(金)より全国の劇場で公開。関西では、10月7日(金)より大阪・心斎橋のシネマート心斎橋、京都・桂川のイオンシネマ京都桂川、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際で公開。

「自分は電話での詐欺になんて引っかかるわけない~」と余裕の気持ちで観始めてみることに。だが、観終わった頃には「振り込め詐欺って、メチャクチャ怖い…」という不安感を見事に植え付けられてしまった。入学や入社など人生の節目の大事な瞬間、あるいは不意の事故に見舞われて混乱している時、滅多に無いタイミングに、他人が知るはずのない情報と共に「今すぐお金が必要です」と言われたら、絶対に引っかからないと言い切る自信はない。一昔前、お年寄り狙いのオレオレ詐欺とはレベルが違い過ぎて恐ろしい。

 

観始めて早々、胸糞悪い展開が繰り広げられる。工事現場で実直に働く主人公と、小さい店を営む妻。その生活が突然、狡猾にそして無慈悲に壊されてしまう。先の展開は、主人公が詐欺グループのアジトをつきとめていくのだろうな…と思いながら観ていたら、予想は大幅に裏切られる。いや、方向は概ね合っているが、スケールがとんでもない。冒頭20分で状況は劇的に広がり転がっていく。怒涛のスピード感である。慄くばかりだ。アクションのクオリティも異常に高く、スパイエージェントを扱った作品のような緊張感も満載だ。「振込詐欺」というテーマで、エンターテイメントに満ちた作品を完成できる韓国映画の実力に、今回も唸ってしまった。ビックリするくらい勢いのある面白さなので、是非お薦めしたい!

fromNZ2.0@エヌゼット

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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