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さかなクンの自叙伝をフィクションも織り交ぜながら大胆にアレンジした『さかなのこ』がいよいよ劇場公開!

2022年8月31日

(C)2022「さかなのこ」製作委員会

 

魚好きの天真爛漫な主人公が、多くの出会いを経て成長していく様を、ユーモアを交えて描く『さかなのこ』が9月1日(木)より全国の劇場で公開される。

 

映画『さかなのこ』…

小学生のミー坊は魚が大好きで、寝ても覚めても魚のことばかり考えている。父親は周囲の子どもとは少し違うことを心配するが、母親はそんなミー坊を温かく見守り、背中を押し続けた。高校生になっても魚に夢中なミー坊は、町の不良たちとも何故か仲が良い。やがてひとり暮らしを始めたミー坊は、多くの出会いや再会を経験しながら、ミー坊だけが進むことのできる道へ飛び込んでいく。

 

本作は、魚類に関する豊富な知識でタレントや学者としても活躍するさかなクンの半生を、沖田修一監督がのんさんを主演に迎えて映画化。『横道世之介』でも組んだ沖田監督と前田司郎さんがともに脚本を手がけ、さかなクンの自叙伝「さかなクンの一魚一会 まいにち夢中な人生!」をもとに、フィクションを織り交ぜながらユーモアたっぷりに描く。幼なじみの不良ヒヨを柳楽優弥さん、ひょんなことからミー坊と一緒に暮らすシングルマザーのモモコを夏帆さん、ある出来事からミー坊との絆を深める不良の総長を磯村勇斗さんが演じた。なお、原作者のさかなクンも出演している。

 

(C)2022「さかなのこ」製作委員会

 

映画『さかなのこ』は、9月1日(木)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田シネ・リーブル梅田、難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都や烏丸御池のアップリンク京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸シネ・リーブル神戸等で公開。

大衆向けコメディとして成立させた、さかなクンの自伝に相応しい映画に仕上がっていた。軽快な演出と、癖のない笑いは、観る者を選ばない魅力がある。のんさんの天真爛漫さが、主人公ミー坊の持つキャラクター像と巧く融合しており、当て書きしたのかと思わせるほど自然体に見えた。おさかなさん達に魅了され飛び込んだ様々な世界の中で、大人になってから見えてくる理想と現実の乖離に戸惑いながらも、常に挑戦するミー坊の姿勢が印象的だった。厭世的になってもおかしくない状況で、”好き”を追いかける気持ちの尊さと仲間の素晴らしさを説いてくれる、人情味溢れる作品だ。

fromねむひら

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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