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幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老である河井継之助の姿を描く『峠 最後のサムライ』がいよいよ劇場公開!

2022年6月14日

(C)2020『峠 最後のサムライ』製作委員会

 

幕末・明治維新の動乱の中で、多勢の敵軍に対して決死の戦いを挑んだ“最後のサムライ”たちの知られざる姿を描く『峠 最後のサムライ』が6月17日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『峠 最後のサムライ』…

徳川慶喜の大政奉還によって、260年余りにも及んだ江戸時代が終焉を迎えた。そんな動乱の時代に、越後長岡藩牧野家家臣の河井継之助は幕府側、官軍側のどちらにも属することなく、越後長岡藩の中立と独立を目指していた。藩の運命をかけた継之助の壮大な信念が、幕末の混沌とした日本を変えようとしていた。

 

本作は、幕末の動乱期を描いた司馬遼太郎の長編時代小説「峠」を、『雨あがる』『蜩ノ記』の小泉堯史監督のメガホン、役所広司さん、松たか子さん、田中泯さん、香川京子さん、佐々木蔵之介さん、仲代達矢さんら日本映画界を代表する豪華キャストの共演で映画化。『蜩ノ記』に続いて小泉監督作に主演する役所さんが主人公となる継之助に扮し、継之助を支え続ける妻おすがを松さんが演じる。

 

(C)2020『峠 最後のサムライ』製作委員会

 

映画『峠 最後のサムライ』は、6月17日(金)より全国の劇場で公開。

コロナ禍により、幾度も公開が延期されてきた本作がいよいよ公開を迎える。されど、コロナ禍によってパラダイムシフトが起こり、またロシアのウクライナ軍事侵攻が起こっている今こそ、江戸から明治へと時代の大きな転換点となる頃を描いた本作が公開されることは大いに意義深いことである。

 

1867年12月、王政復古の大号令が発せられ、討幕派と旧幕府派に分かれ戊辰戦争が勃発していく中で、どちらにも属することなく、越後長岡藩の中立と独立を目指していた越後長岡藩牧野家家臣の河井継之助。自ら、武士が治める世の中とは別のものを歓迎し、争いを好まない姿勢は、たとえ数が少なくとも固持する姿は尊敬するべきものであることが現代から観れば尚更明らかである。されど、最終的に戦を拒むことは出来ず、堅い意志を以て挑む姿は勇ましい。最終的な展開がどうなるか分かっているにせよ、タイトルにあるが如く、最後まで”サムライ”を貫いた姿勢には現代においても十分に学ぶべき姿が大いにあることだろう。役所広司さん演じる継之助の姿をしかと見届けてほしい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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