中学生の西片と高木さんの10年後の姿を描くオリジナルストーリー『からかい上手の高木さん』がいよいよ劇場公開！

2024年5月28日

中学校の体育教師の男性の前に、中学時代に隣の席で何かとからかってきた女の子が教育実習生として現れる『からかい上手の高木さん』が５月３１日（金）より全国の劇場で公開される。

とある島の中学校。隣の席になった女の子・高木さんにいつもからかわれている男の子である西片は、どうにかしてからかい返そうとさまざまな策を練るも、彼女に見破られて失敗ばかりしていた。そんな２人の関係はずっと続くと思っていたが、高木さんがある理由から引っ越すことになり、心に秘めた互いへの思いを伝えることなく２人は離ればなれになってしまう。それから１０年が過ぎたある日、母校で体育教師として奮闘する西片の前に、高木さんが教育実習生として現れる。

本作は、アニメ版も話題を集めた山本崇一朗さんの人気コミック「からかい上手の高木さん」を、『愛がなんだ』『街の上で』の今泉力哉監督のメガホンで実写映画化。原作から１０年後の設定で、大人になった高木さんと西片の新たな時間を描く。『そして、バトンは渡された』の永野芽郁さんが高木さん役、『交換ウソ日記』の高橋文哉さんが西片役で初共演を果たし、原作コミックでは空白の時間にあたる２人の１０年後の再会を描く。原作者の出身地であり物語の舞台とであることから「高木さんの聖地」として親しまれている香川県小豆島で全編撮影を敢行した。

映画『からかい上手の高木さん』は、５月３１日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田や難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や三条のＭＯＶＩＸ京都や七条のＴ・ジョイ京都、兵庫・神戸のＯＳシネマズミント神戸等で公開。

誰かを好きになることにはまだまだ鈍感な中学２年生の男子である西片と、片想いをからかうことで表現する高木さんのやり取りが愛おしく感じられる『からかい上手の高木さん』。全８話からなるＴＶドラマでは、西片と高木さんの関係性は変わらずに、話が進んでいく中で、高木さんの思いが明らかになっていきながらも、鈍感ではなさそうでなくとも結局は鈍感にしか思えない西片の背中を押したくなる気持ちが高まったまま終わってしまった。全ては、ＴＶドラマの最後から１０年を経た出来事を映し出す本作に繋がっていた。母校で体育教師として頑張っている西片の目の前に教育実習生として現れた高木さん。大人になっても２人の関係性は変わっていない。１０年を経ているので、演じている俳優は変わっており、最初は違和感があるかもしれないが、時折、中学２年生の西片や高木さんを思わせるような演技があり、ハッと驚かされる。さらに驚いてしまうのは、ドラマの様々なシーンに置かれていた伏線。あのシーンの向こう側には、こんな思いを込めたドラマがあったのか、と気づかされ、驚きと共に胸が締め付けられた。そんな作品を手掛けたのは今泉力哉監督。本作でも今泉監督の真骨頂である長回しの会話劇シーンがしっかりと作り込まれている。西片と高木さんの想いが存分に込められている本作を堪能し、かつて抱いた淡い恋心に久しぶりに浸ってみたい。

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