4年ぶりの日本公演!誰もが一度は観たい傑作ミュージカル『メリー・ポピンズ』が梅田芸術劇場メインホールにて上演中!
パメラ・トラバース氏の小説を原作として製作されたミュージカル作品『メリー・ポピンズ』が、2018年の日本初演以来、4年ぶりに再演。5月20日(金)より大阪・梅田の梅田芸術劇場 メインホールにて上演されている。
ミュージカル『メリー・ポピンズ』…
1910年のロンドン、チェリー・ツリー・レーンに住むバンクス家。一向にナニー(子守)が居つかないこの家に、メリー・ポピンズが舞い降りてくる。魔法で部屋を片付けたり、カバンから何でも取り出したり不思議な力をもつメリーと、煙突掃除屋のバートと過ごす素敵な毎日に子供たちは大喜び。一方、銀行では、父ジョージがある融資をきっかけに苦境に立たされてしまう。しかしこの出来事をきっかけにバンクス家は家族の幸せを見つけ、それを見届けたメリーは、また空に帰って行くのだった。
今回、主人公のメリー・ポピンズ役を、2018年の日本初演に続いて濱田めぐみさんが、新キャストとなる笹本玲奈さんがWキャストで務める。また煙突掃除屋のバート役には、日本初演より続投となる大貫勇輔さん、日本初演でロバートソン・アイ役だった小野田龍之介さんが名を連ねた。さらに、ジョージ・バンクス役の駒田一さんと山路和弘さん、ウィニフレッド・バンクス役の木村花代さんと知念里奈さん、バードウーマン / ミス・アンドリュー役の島田歌穂さんと鈴木ほのかさん、ブーム提督 / 頭取役のコング桑田さんとブラザートムさん、ミセス・ブリル役の浦嶋りんこさんと久保田磨希さん、ロバートソン・アイ役の内藤大希さんと石川新太さんらが出演している。
ミュージカル『メリー・ポピンズ』は、5月20日(金)より6月6日(月)まで大阪・梅田の梅田芸術劇場 メインホールにて上演中。
今回、御招待を頂き、5月23日(月)夜の公演を鑑賞しました。メリー・ポピンズ役は濱田めぐみさん、バート役には大貫勇輔さん、ジョージ・バンクス役の駒田一さん、ウィニフレッド・バンクス役は知念里奈さん、バードウーマン / ミス・アンドリュー役は鈴木ほのかさん、ブーム提督 / 頭取役にコング桑田さん、ミセス・ブリル役は浦嶋りんこさん、ロバートソン・アイ役は内藤大希さんという布陣。
日本初演に続いての濱田さんが厳しさと優しさを備えたメリー・ポピンズを凛々しく熱演しており、観た誰もがファンになるのも納得。バートを演じた大貫さんは抜群の身体能力を以て、まさにステージ全体を使って歌い踊り続けていく。[ステップ・イン・タイム](Step in Time)で繰り広げるパフォーマンスには圧巻せざるを得ない!人間ってこんなことも出来るんですね、と目の前で見せつけられた。そして、『メリー・ポピンズ』といえば、[スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス](Supercalifragilisticexpialidocious)!不思議なお店で買ったアルファベットを組み合わせ作った新しい言葉。Super (超越した)、Cali (美しい)、Fragilistic (繊細な)、Expiali (償う)、Docious (洗練された)の5つの単語が組み合わさり、困難な状況を説明すると共に、人生を向上するための魔法の言葉として用いられる。口にしてみるだけで、なんだか幸せな気分になるし、思わず手拍子して、いくらでも気持ちが舞い上がっていく。この曲を体感すれば、人生にどんなことがあろうとも、きっと上手くいく、と思えると同時に、人生で何を大切にしておくべきか、を改めて教えてくれるのが『メリー・ポピンズ』だと伝わってきた。
なお、この日は、上演終了後にスペシャルナイトアフタートークがあり、大貫勇輔さん、駒田一さん、内藤大希さん、鈴木ほのかさんによるアクタートークを展開。大阪ならではのトークや、『メリー・ポピンズ』の内容に近からず遠からずなユニークな質問によって、演じ終えて素の状態になったキャストの姿を楽しめる機会となった。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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