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山や海を眺められて洋館がある塩屋は、開港150年の歴史がある神戸らしい街…『旧​グッゲンハイム邸裏長屋』OSシネマズミント神戸で神戸凱旋舞台挨拶開催!

2022年5月22日

神戸・塩屋の海沿いに立つ旧グッゲンハイム邸の裏にある古びた木造の長屋で共同生活を送る住人達を描く『旧​グッゲンハイム邸裏長屋』が全国の劇場で公開中。5月22日(日)には神戸・三宮のOSシネマズミント神戸で神戸凱旋舞台挨拶が開催された。

 

映画『旧​グッゲンハイム邸裏長屋』は、海辺の洋館の裏にある古びた長屋で、共同生活を送る人たちの物語。日々の生活をノートに記すことが習慣のせぞちゃん、裏山に登ることが好きなとしちゃん、仕事に恋に忙しいづっきー、そして料理上手なあきちゃん。今日も退居者をみんなで見送り、また新しい入居者がやってくる。どこからともなく集まって、家族のように過ごしている住人たち。しかし、ときにこの家には時に招かれざる客も訪れるのだった…

 

上映後、淸造理英子さん、門田敏子さん、川瀬葉月さん、藤原亜紀さん、 谷謙作さん、渡邉彬之さん、前田実香監督が登壇。昨年のシネ・リーブル神戸での公開以来、再び神戸の映画館で上映できる喜びを分かち合う舞台挨拶となった。

 

昨今の事情を鑑み、まずは、せぞちゃん役の淸造理英子さん、としちゃん役の門田敏子さん、ずっきー役の川瀬葉月さん、前田実香監督が登壇。「私の日課は、この家での共同生活をノートに記録することです」という台詞を用いて淸造さんが自己紹介し、作品の余韻に浸らせてくれる。「10年ぐらい前にミント神戸のタワレコで働いていました。10年経って劇場に立つことが出来て嬉しいです」と門田さんは感慨深げだ。そして、お酒に溺れていたずっきーを演じながらも「いつも、お酒は全く吞みません」と打ち明ける川瀬さん。本作は、2019年の5月末に5日間かけて撮影しており「山や海が新緑ならではの風景で、3年前が懐かしいなぁ」と振り返る前田監督は「当時、旧​グッゲンハイム邸裏長屋に私は住んでいました。今日登壇するメンバーは、当時、1人を除いて全員が一緒に住んでいるメンバーだったんです」と説明。皆、演技は初体験であり「私が映画を撮りたい」と伝え、出演してもらっている。淸造さんは「映画に出演することで、”女優やんっ”と云われるようになってきました。でもモゾモゾしてきた最近、塩屋駅前に、シワッシワの映画のポスタ-が貼られていて…この扱いが丁度いい」と謙遜。

 

門田さんは「演技を全然したことなかった。一応、撮影が始まる前、どういう風に役作りをするのか教えて頂いた。でも、台詞を覚えるのが精いっぱいで、何も考えられず。そのままで映りました」と告白。前田監督は「脚本はあり、キーとなる台詞は覚えてもらって、あとはアドリブでも良いから」とフォローしながら「実はアドリブを多く採用しています」と感謝している。おかげで、門田さんは「いつもの長屋の雰囲気そのままが出ている」とお気に入り。

 

川瀬さんからは「私は、恋に忙しいずっきー役。無茶苦茶に悲しみを表現する。でも私のエピソードではない。監督のエピソードかもしれない、みたいな…」と漏らされ、前田監督は「感情を作って下さった。私もこういう気持ちだったかな」と苦笑いし「この作品は、実際にあったエピソードを脚本に起こしていることが多いので、皆さんも”これ、もしかして本当にあったこと?”と思いながら、観ていただければ」と提案する。

 

そして、出演者からは、あきちゃん役の藤原亜紀さん、 たにけん役の谷謙作さん、教授役の渡邉彬之さんが交代して登壇。劇中で、あきちゃんは”怒りのケーキ”を作っているが「私は、”怒りのケーキ”は作ったことがありません」と否定する藤原さん。いつも卵を切らしているたにけんを演じたが「僕も、卵を切らしたことはありません」とさらに否定する谷さん。さらに「私も、教授ではありません。普通のサラリーマンです」と否定する渡邉さん。長屋には住んでおらず近所に住んでいた渡邉さんは「唯一の架空の人物です」と説明すると、前田監督は「完全にオリジナルのキャラクター。凄く演技を作ってくれました」と説く。渡邉さんは「かなり変人な役だったので、どう演技したらいいのかな」と困惑し、前田監督に相談したが「ナベちゃんはそのままで良いよ」と云われてしまい、複雑な気持ちに。すかさず前田監督は「良い笑顔がキーになった役なので、ナベちゃんにお願いした」とフォローしていく。

 

藤原さんは、出演のオファーを受け「あぁ、良いよ」と学園祭の出し物を作るような気持ちで承諾しており「全国様々なところで沢山の方に観て頂くとは夢にも思っておらず。貴重な経験をさせてもらった」と感謝している。料理好きのあきちゃんによるアドリブの演技に思わず笑いそうになっていた前田監督に対して、藤原さんは「監督は、ずっとカットを声掛けしてくれない。アドリブなのにずっと喋り続けないといけない」と大変だった。

 

谷さんは「映画を撮るんやぁ。OK」と軽い気持ちで承諾しており「台本を覚え過ぎず、自然体で普段着以下の衣装で、リアルな姿を残せたのかな」と受けとめている。前田監督は「ミュージシャンなので、ギターを常に抱えているキャラクターに設定している」と個性を活かしており、ミュージシャンならではの演技に感心していた。

 

渡邉さんは、自身について「顔が濃いので良いのかな。アップのシーンが多いので、皆さんは耐えられるのかな」と心配に。前田監督は「顔の濃いおじさん、と女の子に云わせてしまって本当に申し訳ない」と謝りながら、当時、知らない方に遭遇し、防犯意識が高まった出来事を明かした。

 

最後に、前田監督は「私は、神戸生まれ神戸育ち、職場も全て神戸で、神戸から出たことないです」と生粋の神戸っ子であることを伝えながら「塩屋には所縁がなくとも、縁があって長屋に住ませてもらう時に『塩屋には山や海や洋館があり、開港150年の歴史がある神戸らしいな』と思い、皆に協力してもらい映画を作りました」と語っていく。「神戸良いなぁ、塩屋は素敵やなぁ、と神戸の魅力を感じてもらえたら嬉しいな。沢山の方に届けたい」と願っており「去年、神戸で上映し沢山の方に『もっと観たいよ』と云って頂いたので、凱旋上映を出来ました。神戸の皆さんに協力して頂いた作品であり、神戸の皆さんに愛されて上映できた作品です。神戸っ子として本当に嬉しいです」と気持ちを伝え、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『旧​グッゲンハイム邸裏長屋』は、関西では、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸や大阪・梅田のテアトル梅田で公開中。また、5月27日(金)より京都・出町柳の出町座でも公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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