“チームラジハ”の放射線技師達が史上最大の困難に立ち向かう『劇場版ラジエーションハウス』がいよいよ劇場公開！

2022年4月26日

（C）2022 横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会

診療放射線技師と放射線科医のチームが、ある島に蔓延する謎の感染症の解明に挑む姿を映しだす『劇場版ラジエーションハウス』が４月２９日（金）より全国の劇場で公開される。

甘春総合病院の放射線技師である五十嵐唯織は、大好きな甘春杏がワシントン医大へ留学することになり落ち込んでいた。そんな唯織をラジエーションハウスの面々が元気づけようとする中、唯織に対し秘めた思いを抱える広瀬裕乃だけは、自身の進むべき道について悩んでいた。そんな折、離島で小さな診療所を営む杏の父である正一が危篤との連絡が入る。杏は父のもとへ駆けつけるが、ほどなくして正一は息を引き取ってしまう。父が気にかけていた患者のことが気になった杏は島に１日残ることにするが、そこへ大型台風と土砂崩れ、さらに未知の感染症が襲いかかる。杏が島で孤軍奮闘していることを知った唯織は、あることを決意する。

本作は、原作が横幕智裕さん、漫画がモリタイシさんによるコミックを窪田正孝さん主演で実写化したテレビドラマ「ラジエーションハウス」の劇場版。本田翼さん、広瀬アリスさん、浜野謙太さん、丸山智己さんらおなじみの面々が続投。鈴木雅之さんが監督を務めた。

（C）2022 横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会

映画『劇場版ラジエーションハウス』は、４月２９日（金）より全国の劇場で公開。

医療現場を舞台にした、お仕事映画として実に良く出来た作品である。社会人として優先順位を考えながら仕事に取り組むことは基本ではあるが、医療現場なら猶更重要だ。人の命がかかっている。一つ間違えれば、ドミノ倒しの如く、全てが終わってしまう。これほどまでに迅速に十分に優先順位が考えられたうえで、医療行為が行われている、と改めて実感させられた。医師や技師がこんな環境下で日々闘っているのかと気づかされ、現実の世界で闘っている方々に頭が上がらない限りだ。

そして、本作のメインとなる、ある島に蔓延する謎の感染症に対する取り組み。冒頭から、明らかに原因となるものについて映し出していくが、単純には展開していかない。原因に関する解き明かし方についても、島の人達ならではの手法で見せていく。そして、原因が発覚した際の迅速な動き方。まさに映画的な見せ方で表現していく。チームで仕事をしていく意味を存分に見せてもらった。さらに、皆の憎まれ役にも成り得る院長役を高嶋政宏さんが演じており、ニヒルでトリッキーな役を飄々と演じているのが最終的には好印象にも感じられる。映画ではあるが、プロフェッショナルな仕事を見せつけてもらった。

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