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沖縄・コザを舞台に1970年代と現代が交錯する“タイムスリップ・ロックンロール・エンタテインメント”『ミラクルシティコザ』がいよいよ劇場公開!

2022年2月2日

(C)2021 Office Crescendo

 

伝説的ロックンローラーの祖父に体を乗っ取られた男が、1970年の沖縄にタイムスリップして、未来へのサプライズを仕かけようとする姿を描く『ミラクルシティコザ』が2月4日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ミラクルシティコザ』は、1970年代と現在の沖縄市コザを舞台に描いたタイムスリップコメディ。かつて隆盛を極めた街コザは、今やゴーストタウンの一歩手前となっていた。そこで暮らす若者・翔太の祖父ハルは、若い頃はベトナム戦争に向かうアメリカ兵たちを熱狂させた伝説のロックンローラーだったが、現在はただの変わり者として周囲から疎まれている。そんなある日、ハルが交通事故で亡くなってしまう。現世に心残りのあるハルは翔太の体を乗っ取り、翔太の魂は1970年代へと飛ばされる。そこで驚きの事実を知った翔太は、あるサプライズを思いつく。

 

本作は、クリエイターの発掘・育成を目的とする映像コンテスト「未完成映画予告編大賞(MI-CAN)」でグランプリと堤幸彦賞を受賞した作品を基に、沖縄市出身の平一紘が監督・脚本を手がけた。歌手としても活躍する桐谷健太さんが主演を務める。1970年代に活躍した沖縄県出身の伝説的ハードロックバンド「紫」が劇中に登場するバンドのライブ音源を担当し、紫のベーシストであるChrisが担当した。主題歌も沖縄出身のバンド「ORANGE RANGE」が手がけた。

 

(C)2021 Office Crescendo

 

映画『ミラクルシティコザ』は、2月4日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や堺のMOVIX堺、京都・烏丸御池のアップリンク京都で公開。

ひとえに”沖縄の音楽”と聞くと、独特の音階を奏でる島唄や、伸びやかに歌い上げる歌姫を連想し、”沖縄のロック”と聞くと、CMや様々なカバーで耳にする、モンゴル800や、本作の主題歌を担当したORANGE RANGEを挙げる方がほとんどではないだろうか。そんな、彼らのルーツの一端に、土地柄、時代柄、アメリカの影響を色濃く受けた、”オキナワン ロック”の存在がある。日本のロック史においても、ターニングポイントの一つとなった、このムーブメントを主軸に、社会的な側面、メッセージを持たせつつ、コミカルに描いた本作。

 

今作をキッカケに、”オキナワン ロック”の背景、当時の”コザ”を調べ、より深く知ることで、日本史の教科書の数ページでは、補足しきれない、沖縄の歴史のリアルに触れることができ、笑いだけではない、この映画の本質を垣間見れたのではないか。音楽面においては、沖縄ロック史の最重要バンド、”紫”の全面協力とあって、盛り上がること間違いなし!紛れもない”オキナワン ロック ムービー”が誕生した!

from関西キネマ倶楽部

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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