いきなり皆さんに襲いかかってきますよ…!『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』TOHOシネマズ西宮OSに藤川球児さんを迎えプレミアム試写会開催!
11月19日(金)より兵庫県初のIMAXシアター®がTOHOシネマズ西宮OSに導入されたことを記念し、11月26日(金)には、藤川球児さんを迎え『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』プレミアム試写会が開催された。
映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は、マーベルコミックのダークヒーロー、ヴェノムの活躍を描いたトム・ハーディ主演作『ヴェノム』の続編。圧倒的戦闘力と残虐性を持ち、ヴェノムの大敵となるカーネイジとの戦いを描く。「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生した地球外生命体シンビオートのヴェノムは、食欲制限を強いられ不満を抱えながらも、エディとの共同生活をそれなりに楽しんでいた。そんな中、ジャーナリストとして未解決事件の真相を追うエディは、刑務所で死刑囚クレタス・キャサディと再会する。クレタスは猟奇殺人を繰り返したシリアルキラーで、死刑執行が迫っていた。エディに対し異様な興味を示すクレタスは突如として彼の腕に噛み付き、その血液が人間とは異なることに気づく。そして死刑執行の時、クレタスはついにカーネイジへと覚醒する。主人公ヴェノム/エディ役をハーディ、エディの元恋人アン役をミシェル・ウィリアムズが続投で演じ、「スリー・ビルボード」のウッディ・ハレルソンがカーネイジ/クレタス役を演じる。そのほか新キャラクターのシュリーク役で、『007』シリーズのナオミ・ハリスが参加。『モーグリ ジャングルの伝説』など監督としても活躍する俳優アンディ・サーキスがメガホンをとった。
今回の試写会には3000件の応募があり、当選者はまさにプレミアムな機会。上映前には藤川球児さんが登壇し、IMAXシアター®の魅力を大いに語ってもらった。
西宮在住の藤川さんは「うち、近所やで。今月も2回来ていますね」と自宅にいるかのようにリラックスして話す。現役時代には、今回と同じようにTOHOシネマズ西宮OSでの試写会で登壇したことがあり、舞台挨拶への登壇は慣れているようだ。事前にシアターで冒頭30分を鑑賞しており「僕、もう観ましたからね、少しね。ビックリした…」と興奮ぎみ。今までIMAX®シアターの経験がなく「皆さん、この後に観るんですよね。ビックリしますよ」と煽りながら「真ん中に座って1人で観たんですよ。全部画面。画面の枠を飛び出します。舞台やミュージカルを観る時よりもさらにリアルなんで。今までの映画館にはない」と初めての経験をレポートする。野球選手に例えるならば「革命的なところなので、現在で云うと、大谷選手ですかね」と挙げ「誰かを超えたのではなく、新しいものを革命的に起こした。これは既存の映画のシステムとは全然違うと思いますね」と断言した。
映画館という空間を魅力的に感じており「学生時代は彼女と来たら隣同時で手を繋ぎ合うでしょう。大人になると、妻と僕で来ますが、お互いに一人の空間になれる。娘や息子と来たら、真ん中にして分かれるんですけど、皆が1人1人独立して観られることで、相手の趣味が分かります」と分析。IMAXシアター®について「今までは画面から伝わりますが、IMAX®になると包み込むます、自分を後ろからずっとね。音だけでなく視野が広がるので、皆さんご注意を。自分を超えていきますから。しかもヴェノムだから激しいですよ」と述べ「1作目を観たんですけど、今回観たのも無茶苦茶強烈なんです。いきなり皆さんに襲いかかってきますよ。それぐらい迫力あります」と煽っていく。
なお、前日には日本シリーズの解説を担当しており「観ている方にどのようにお話すれば、少しでも楽しんで頂けるかな」と考えながら伝えてきた。「どちらのチームも頑張っていて、どちらが勝ってもおかしくないな。昨年を上回る熱さですから。フレッシュな人材を皆が求めているんだな。第6戦までいくのは世の中が求めている」と世間の期待を読み取っており「野球人口が減っていて、野球の人気は落ちているんですね。地方に行くと子ども達が野球をしていない。新たなきっかけとして僕は伝える側にいます」というスタンスだ。さらに「予定では最終戦で日本で一番若い選手が先発する。やっぱり若者の出現を皆が待っているんですね。見通しが明るいな」と期待しており、球界OBとして喜んでいる。
また、選手を辞めたことについて「自分に未来を感じなかった」と語り、現在の活動について「自分が次に未来を感じられるものにチャレンジしただけなので。野球をプレイすることより、違う形で携わる方が自分にとってプラスになる。生きてて楽しいので選んだ」と述べた。現役への復帰をお願いされたとしても「自分はココで良い。違うところに進んだ方がおもしろいと思ってやっているので、それが皆さんに伝わって、少しでもTVを通して楽しんでもらえたらな」と願っている。「新しく革新的なものを社会が求めている」と認識しており「歴史あることも大事なんですけど、新しい世代に出てきてもらわないと。親世代ですから次にどう繋ぐか」と意識してきた。
ヴェノムはダークヒーローとして描かれており「通常のヒーローではない。反対側から観るとヒーローに成り得る。”自分”だけが応援して人気が爆発したのがダークヒーローのヴェノム」と伝えた上で「ヒーローは世の中が大変な時に支えてくれる。皆さん1人1人にとっての想像の中にある人物像であるべきもの。勝つからこそヒーローであり負けそうな時に立ち上がるのがヒーローなんですよ。泣き言は聞きたくないんですよ」と説く。最後に「皆さんに関西で最初に観てもらいたい。このIMAX®の素晴らしさを体感してみてください。この試写会に来たことは一生忘れないと思います」とお客さんに伝え、舞台挨拶は締め括られた。
映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は、12月3日(金)より全国の劇場で公開。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!