松浦弥太郎さんが世界5ヶ国6都市を選び現地の日常を撮影したドキュメンタリー『場所はいつも旅先だった』が関西の劇場でもいよいよ公開!
(C)Mercury Inspired Films LLP
『暮しの手帖』元編集長であり書店オーナーなどを務め、2011年から各国を旅している松浦弥太郎さんが世界5ヶ国6都市を選び現地の日常を撮影したドキュメンタリー『場所はいつも旅先だった』が11月5日(金)より関西の劇場でも公開される。
映画『場所はいつも旅先だった』は、文筆家、書店オーナー、雑誌「暮しの手帖」の元編集長などさまざまな肩書きを持つ松浦弥太郎さんが初監督したドキュメンタリー。サンフランシスコ(アメリカ)、シギリア(スリランカ)、マルセイユ(フランス)、メルボルン(スペイン)、台北および台南(台湾)と、世界5ヶ国6都市を旅した松浦が、各地で体験した出会いとかけがえのない日々を、飾らない言葉でエッセイ集のようにつづっていく。朗読を脚本家であり演出家の小林賢太郎さん、主題歌をアン・サリーさんが担当。
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映画『場所はいつも旅先だった』は、関西では、11月5日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田と京都・烏丸御池のアップリンク京都、11月20日(土)より神戸・元町の元町映画館で公開。なお、11月6日(土)には、シネ・リーブル梅田にて松浦弥太郎監督による舞台挨拶が開催される。
まさに、松浦弥太郎さんの旅エッセイ「場所はいつも旅先だった」を映像化した、旅エッセイ映画として構成されている。ドキュメンタリーの多様性を感じさせられた。字幕は一切なく、小林賢太郎さんによるナレーションがエッセイとしての大事な要素となっている。そこには、世界5ヶ国6都市の解説と共に、旅を通して感じることと得られるものが存分に込められていた。まさに旅エッセイ映画としての醍醐味を感じさせる。
本作で訪れるのは、サンフランシスコ(アメリカ)、シギリア(スリランカ)、マルセイユ(フランス)、台北と台南(台湾)、メルボルン(スペイン)。どちらかと云えば、港町に比重を置いた街のセレクトだと感じた。港は旅の始まりでもあり、旅の終わりにもなる場所。さらに、映し出すのは、深夜から早朝の時間帯。街に住む人々が活発に動いている時間帯ではなく、人々が休み動き出そうとするまでの時間帯。そんな時間帯にも人間が動いており、日中の営みの裏にはこの時間帯が必要だと改めて感じた。旅を通じて世界の営みを知ることが出来る、と現在の状況下において改めて気づかされた。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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