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漁港の船に住む訳あり母娘織りなすハートフルコメディが描かれる『漁港の肉子ちゃん』がいよいよ劇場公開!

2021年6月8日

(C)2021「」製作委員会

 

漁港の焼き肉屋にやって来た親子が織りなす、悲喜ごもごもの人間模様が描かれる『漁港の肉子ちゃん』が6月11日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの成長が描かれる劇場アニメーション。漁港で暮らす食いしん坊で脳天気な肉子ちゃんは、情に厚くて惚れっぽく、すぐ男に騙されてしまう。しっかり者でクールな11歳の娘キクコは、そんな母のことが少し恥ずかしい。やがて母娘の秘密が明らかになり、2人に最高の奇跡が訪れる。

 

本作は、明石家さんまさんの企画・プロデュースで、直木賞作家である西加奈子さんのベストセラー小説をアニメ映画化。底抜けに明るくパワフルな主人公である肉子ちゃんの声を大竹しのぶさんが担当。木村拓哉さんと工藤静香さんの長女でモデルのCocomiさんがキクコ役で声優に初挑戦し、『鬼滅の刃』の花江夏樹さんらが共演する。『海獣の子供』が高い評価を受けた渡辺歩監督とSTUDIO4℃が手がけ、スタジオジブリ出身の小西賢一さんがキャラクターデザイン・総作画監督、『』の大島里美さんが脚本を担当した。

 

(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

 

映画『漁港の肉子ちゃん』は、6月11日(金)より全国の劇場で公開。

西加奈子さん原作小説の映画化は『きいろいゾウ』『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』『まく子』とファンタジー要素の強い作品が多く、本来はアニメーションとして描かれるのが最適ではないか、と感じていた。アニメーションならば、思い切ったキャラクター的な描写により、違和感なく楽しめる。本作は真骨頂的な作品ではないか。本作では、肉子ちゃんが悲惨な人生を送ってきたことを最初に説明され、それだけでも涙ぐましく実写映像で見せられたら耐えられないと思える。だが、アニメーションだからこそ、冷静に肉子ちゃんを応援したくなる気持ちとなって漁港での日々を観ていられた。

 

物語の中心となるのは、肉子ちゃんと11歳の娘キクコとの関係性。一緒に過ごしてきた家族でありながら似ていないと云われることで自身の過去が気になるキクコ。いつまでも同じ場所にいられなかった境遇に対して素直に受け入れてきたが、思春期を迎えるにつれて、やはり気になってしまった。同時にクラスの中でも穏やかじゃない揉め事に巻き込まれながら、少しずつ成長していく。漁港の町にいつまでいられるか分からなくとも、やはり愛着ができて好きになっていった姿が微笑ましい。最終的に愛おしい作品を観たと思える感覚で本作を観終えた。『海獣の子供』の渡辺歩監督とSTUDIO4℃によって西加奈子さんの小説を見事にアニメーションへと昇華してもらって本当に良かった作品になっている。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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