Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

敏腕映画プロデューサーとアシスタントが映画作りに大奮闘!『映画大好きポンポさん』がいよいよ劇場公開!

2021年6月2日

(C)2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

 

敏腕映画プロデューサーとアシスタントが、映画製作に奔走しながら成長していく様を描く『映画大好きポンポさん』が6月4日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『映画大好きポンポさん』は、敏腕映画プロデューサーのもとでアシスタントをしている若者が映画作りに奮闘するさまを描く物語。大物映画プロデューサーの孫で自身もその才能を受け継いだポンポさんのもとで、製作アシスタントを務める映画通の青年ジーン。映画を撮ることに憧れながらも自分には無理だと諦めかけていたが、ポンポさんに15秒CMの制作を任され、映画づくりの楽しさを知る。ある日、ジーンはポンポさんから新作映画「MEISTER」の脚本を渡される。伝説の俳優マーティンの復帰作でもあるその映画に監督として指名されたのは、なんとジーンだった。ポンポさんの目にとまった新人女優ナタリーをヒロインに迎え、波乱万丈の撮影がスタートするが…

 

本作は、杉谷庄吾【人間プラモ】さんのコミックを劇場アニメ化。『渇き。』の清水尋也さんが主人公ジーン役で声優に初挑戦。新人女優ナタリーを『犬鳴村』の大谷凜香さん、ポンポさんをテレビアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」の声優である小原好美さんがそれぞれ演じる。監督・脚本は『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』『劇場版『空の境界』第五章 矛盾螺旋』の平尾隆之さん。

 

(C)2020 杉谷庄吾【人間プラモ】/KADOKAWA/映画大好きポンポさん製作委員会

 

映画『映画大好きポンポさん』は、6月4日(金)より、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんば、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮の神戸国際松竹をはじめ、全国の劇場で公開。

映画好きなら、日常の中から良い画を探すというのは経験あることではないだろうか。本作の主人公は、映画を愛し、映画に関わっていたい想いから、映画監督になるジーン・フィニ。だが、ジーンは、内気で引っ込み思案、人に意見を言うのも苦手。映画の話になると人が変わったような口調になる。一癖も二癖もある難しいキャラクター、ジーンの声優を務めたのは俳優の清水尋也さん。本職の声優さんなのかと勘違いしてしまうほど、違和感なくジーンを好演していた。

 

映画製作の1から10までを描く本作の物語は、時に映画の枠組みを超え、夢を叶える喜びまでもが描かれていく。数多な現場での困難、即席な対応の数々、映画製作現場の忙しさを大雨と例えるのであれば、作品が完成した後の煌めきや達成感には、虹のような美しさがある。夢と狂気が渦巻く世界で、スタッフ達の血と汗が滲む努力で生み出された映像作品。必死の思いで作られた映画も、観客に届かなくては意味がない。

 

現在のコロナ禍によって、公開が延期されていく悲しさというのは、本作を鑑賞することでより深刻に感じられる。今後、観客である我々にできることは、劇場に足を運び、数多くの作品と出会い、感動すること。業界復興への大きな鍵になるのは、我々観客なのだ、と強く感じた。

fromねむひら

 

数年前から、映画・マンガフリークの間で「もうアレ、読んだ?」と話題になっている原作漫画「映画大好きポンポさん」。既に読んだ事がある方には、御託は不用。未読の方は、可愛い見た目に敬遠する事なかれ、そこには映画への”愛”が、パンパンに詰め込まれている。それが、”ポンポさん”なのだ!

 

オープニングの導入部から、名作映画のオマージュが所狭しとたたみ掛け、映画ファンの頭の中の引き出しを、片っ端から開けていく。記憶の何処かで、観たことや聴いたことのある劇伴や構図が…いや、これが”名作ってやつの匂い”なのか!!新進気鋭のスタジオCLAPのみならず、音楽面でも、EMA、花譜、CIELと新世代を起用し、劇中同様のリアル製作ストーリーがあったのでは?と、こちらも胸を熱くする!そして、劇中のポンポさんがこだわりを見せる、上映時間の90分という尺。観賞後に、是非、作品自体の上映時間にも目を向けて見て欲しい。

 

近年の劇場アニメのムーブメントを、かなり鋭利な角度で攻め込む本作。もはや、アニメの枠を超えて、数多くの映画ファンの心を打つであろう”映画大好きポンポさん”。映画館の大スクリーンで観たら頭が痺れそうだ!!

from関西キネマ倶楽部

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts