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皆さんがそれぞれに愛して下さっている…『殺さない彼と死なない彼女』小林啓一監督迎えトークショー開催!

2020年2月16日

“殺す“が口癖の少年と“死にたい“が口癖の少女の風変わりな交流を描き出す、昨年公開の『殺さない彼と死なない彼女』が現在も全国の劇場で上映中。2月16日(日)には、大阪・十三の第七藝術劇場に小林啓一監督を迎え、トークショーが開催された。

 

映画『殺さない彼と死なない彼女』は、SNS漫画家・世紀末によるTwitter発の人気コミックを実写映画化。何にも興味が持てず退屈な日々を送る男子高校生・小坂れいは、教室で殺されたハチの死骸を埋めているクラスメイト・鹿野ななに遭遇する。ネガティブでリストカット常習犯だが虫の命は大切に扱う彼女に興味を抱く小坂。それまで周囲から変人扱いされていた鹿野だったが、小坂と本音で話すうちに、2人で一緒に過ごすことが当たり前になっていく…

 

上映後に小林監督が登壇。昨年11月に公開され、今年に入っても未だに反響があり、小林監督は「年明けから渋谷の劇場でずっと満員になり、吉祥寺に移ってからも満員。何がきっかけか皆が把握出来ていない状況なんです」と動揺しながらも現在の状況を喜んでいる。

 

Twitterから発信された4コマ漫画が原作となった本作。KADOKAWAのプロデューサーから映画制作のオファーを受け、原作となる作品を何冊か毎月頂いていくなかに世紀末さんの「」があった。自身にない感性であり、当時20代の方が書いていると知り驚きながら「これを映画にしてみたい」とKADOKAWAにお願いして応じてもらい、直ぐに脚本を書き始めていく。

 

原作は3つのバラバラなエピソードによって構成されており「キャラクター達の想いで繋げたかった」と語る小林監督。「原作がしっかりとしているので、大変ではなかった。アニメは4コマ漫画がベースの作品が多いので、違和感なくスムーズに出来た」と述べ、映画化はそれほど大変ではなかった。台詞には要所要所でアドリブを入れており「小坂と鹿野の関係性から芝居が生まれています。現場の空気に馴染んでおり、シーンを追加しても直ぐに対応出来るようになっていた」と振り返る。

 

今回のトークショーでは、お客さんからの質問にも出来る限り応えていった。本作のエキストラとして参加し映画もリピーターになったお客さんから撮影で気をつけていることを訊かれ「役者の映り方や演技が自分のイメージと違った場合を気にしている。視線や自分の中から台詞が出ているか気にしている。適度にやっていると嘘くさくなる」と述べていく。音楽と主題歌を担当した奥華子さんについて訊かれると「配給のポニーキャニオンさんから何人か紹介して頂いた中で奥華子さんは劇伴もやって頂けると聞き、是非お願いした」と明かす。映画『時をかける少女』の主題歌「ガーネット」の印象が強く残っており「綺麗な曲を書いてもらえるなら是非、とお願いした。当初は3曲だけだったのが、気づくと21曲になっており、大変な思いをされたんじゃないのか。御本人も気に入ってくれて、僕よりも多く観ているんじゃないか」と感謝している。また、青春映画以外でやってみたいことについても訊かれ「忍者が好きで忍者映画をやりたくて。最終的的にお金をかけた完璧な忍者映画を作りたい。白土三平の世界観が好きで、究極的にやってみたい」と意外な回答が返ってきた。

 

最後に、小林監督は「この映画がこんなに長く続くとは思ってなかったんですけど、皆さんがそれぞれに愛して下さっていると思うと感謝でいっぱいです」と感謝の気持ちを伝え、トークショーは締め括られた。

 

映画『殺さない彼と死なない彼女』は、大阪・十三の第七藝術劇場、京都・出町柳の出町座をはじめ、全国の劇場で公開中。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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