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インディアンの音楽を紐解いたドキュメンタリー『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』が関西の劇場でもいよいよ公開!

2020年8月31日

(C)Rezolution Pictures (RUMBLE) Inc.

 

数多くの音楽ジャンルに影響を与えたインディアン・ミュージックの真実に迫るドキュメンタリー『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』が、9月4日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』は、多くのジャンルのポピュラー音楽に影響を与えたインディアン音楽の真実を明かすドキュメンタリー。ネイティブ・アメリカンの血を引くリンク・レイが1958年にリリースし、その攻撃的なサウンドからインスト曲にも関わらず「少年犯罪を助長する」という理由で放送禁止になった「ランブル」。その存在なくしてはパンクもメタルも生まれなかったと言われる同曲をはじめ、インディアン音楽がロック、ジャズ、ブルース、フォーク、ファンクなど様々なジャンルの音楽にいかに影響を及ぼしてきたか、そして彼らの豊かな音楽がポピュラー音楽の歴史からいかに抹殺されてきたかを明らかにする。

 

本作のインタビュー映像には、自らもネイティブ・アメリカンのルーツを持つ元「ザ・バンド」のロビー・ロバートソンや「ブラック・アイド・ピーズ」のタブーをはじめ、クインシー・ジョーンズ、スティーブン・タイラー、映画監督のマーティン・スコセッシら豪華な顔ぶれが集結。プロデューサーはアパッチ族出身でギタリストとして知られるスティーヴィー・サラス。キャサリン・ベインブリッジとアルフォンソ・マイオラナが共同で監督を務めた。

 

(C)Rezolution Pictures (RUMBLE) Inc.

 

映画『ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち』は、9月4日(金)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田で公開。また、9月12日(土)より神戸・新開地の神戸アートビレッジセンター、9月25日(金)より京都・九条の京都みなみ会館で公開。なお、9月10日(木)にはシネ・リーブル梅田にピーター・バラカンさんを迎えトークイベントを開催。また、9月11日(金)には、京都みなみ会館にピーター・バラカンさんを迎え1日限定トーク付き先行上映を開催。

本作のタイトルから、”Link Wray”の映画かと想像する方が多いかもしれないが、決してソレだけではない!Link Wrayは、エレキギターを弾いたことがある人は誰しもがお世話になったであろう、パワーコードを発明したと言われているロックギタリストの先駆者。本作の導入部は、彼が残した楽曲”Rumble”について、錚々たる面子のコメントを以て語られる。そもそもLink Wrayに焦点を当てたれた時点で、オールドロックファンとしてアガらずにはいられない!

 

そして、インディアンをルーツに持つミュージシャン達の残した功績や、出自による苦悩が紹介されていく。デルタ・ブルーズの第一人者であるCharley Patton、ギターの神様Jimi Hendrix!そして、1980年代メタルシーンからThe Black Eyed Peasに至るまで。様々な時代、ジャンルの音楽に影響を与えた”インディアン”の血筋や文化や思想。そして、忘れてならないのは差別や惨劇。本作では、彼らや彼女らが、今の時代に残した”何か”を感じとれる。

 

音楽にも内容にも飽きることのない102分。音楽ファンには是非観ていただきたい傑作ドキュメンタリー。劇中にはミュージシャンだけにとどまらず、映画監督の”マーティン・スコセッシ”もコメントを寄せていたり、”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”のオープニングシーンも登場し、映画ファンとしても見逃せない。

from関西キネマ倶楽部

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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