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自殺、病死、殺人…事故物件に住んだらエラいことになってもうた…『事故物件 恐い間取り』がいよいよ劇場公開!

2020年8月25日

(C)2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

 

売れない芸人が、テレビ出演をエサに先輩から事故物件に住めと言われ、かつて殺人事件があったワケあり物件で不思議な体験をする様を描く『事故物件 恐い間取り』が、8月28日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『事故物件 恐い間取り』は、テレビ番組の企画で事故物件に住み始めた、松原タニシさんによるノンフィクションをもとした作品。売れない芸人・山野ヤマメは「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と先輩から無茶ぶりされ、テレビ出演と家賃の安さから殺人事件が起きた物件に引っ越す。その部屋は一見普通の部屋だったが、部屋を撮影した映像には謎の白いものが映り込み、音声が乱れるなどといった現象が起こった。ヤマメの出演した番組は盛り上がり、ヤマメは新たなネタを求めて事故物件を転々とする。住む部屋、住む部屋でさまざまな怪奇現象に遭遇したヤマメは「事故物件住みます芸人」として大ブレークするが……。

 

本作は、「事故物件住みます芸人」として、実際に9軒の事故物件に住んだ芸人である松原タニシさんの実体験を記したノンフィクション「事故物件怪談 恐い間取り」を亀梨和也さんが主演。ヤマメをひそかに応援するメイクアシスタントの小坂梓に奈緒さん、ヤマメとお笑いコンビ・ジョナサンズとして活動する中井大佐に瀬戸康史さんが扮した。監督を『スマホを落としただけなのに』『貞子』の中田秀夫さんが務めた。

 

(C)2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会

 

映画『事故物件 恐い間取り』は、8月28日(金)より全国の劇場で公開。

いわゆる”いわくつきの部屋”に住み続ける「事故物件住みます芸人」の松原タニシさん。関西でも少しずつ話題になり、気づけば時の人に。実体験を書いた著書はベストセラーに。ついには、映画にもなり、亀梨和也さんが松原タニシさんを演じるというギャップもおもしろい。ホラー映画初出演にも関わらず、恐怖体験に対し見事に演じきった。

 

本作で登場する事故物件は大阪の物件が3件も登場する。それだけでも関西在住の方にとってはワクワクするだろう。あくまで映画の撮影であり、リアルな事故物件で撮影は行われていないが、ロケーションや美術、照明などが相まって普通のマンション内にある一室がただならぬ雰囲気を醸し出していて興味深い。本当に松原さんがこんな物件に住んでいたの!?と思うとゾッとする。とはいえ、観る者をゾクゾクとさせていくストーリーテリングはおもしろく、中田監督ならではの手腕で見事にエンターテイメントに落とし込んでいて、気軽に観られることは伝えておきたい。

 

なお、松原タニシさんは現在も事故物件に住み続けているようで…!?よく無事に生きているよなぁ、と思わされてしまう。撮影現場では、タニシさんの来訪後に電気系統のトラブルが頻発したことがあったとか。移動車に2回もエンジントラブルが起きたり、モニターが突然ブラックアウトしたり、シャワーシーンで急に冷水しか出てこなくなったり…作品完成後、リモート取材でPCがフリーズしたことまであったとか。ということは、松原さんには何かが憑いてて周囲に影響を及ぼしている!?と考えると、本作のクライマックスやオチにも納得できてしまう!?この記事を書いている私や本作を観たアナタに良からぬことが起きないことを願うばかりです…

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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