Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

不登校の少女が自立支援施設での出会いと経験を通して自身と向き合う『もみの家』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2020年4月1日

(C)「もみの家」製作委員会

 

不登校になってしまった16歳の少女が自立支援施設での経験で大きく成長していく姿を描き出す『もみの家』が4月3日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『もみの家』は、心に悩みを抱え不登校になってしまった少女が支援施設での出会いや経験を通して成長していく姿を描いた人間ドラマ。心に問題を抱えた若者たちを受け入れて自立を支援する「もみの家」に、不登校が続いて半年になる16歳の本田彩花が入所した。心配する母親に促されうつむきながらやって来た彼女に、もみの家の主である佐藤泰利は笑顔で声を掛ける。そこで暮らす人々との出会いや豊かな自然の中で感じ取った大切な何かに突き動かされ、彩花は少しずつ自分自身と向き合うようになっていく。

 

本作は、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で数々の新人賞を受賞した南沙良さんが主演を務め、もみの家の経営者・佐藤を緒形直人さん、佐藤の妻・恵を田中美里さんが演じる。『真白の恋』の坂本欣弘さんが監督を務めた。

 

(C)「もみの家」製作委員会

 

映画『もみの家』は、4月3日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田、4月11日(土)より京都・烏丸の京都シネマ、4月17日(金)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

人が抱える悩みや苦悩を解くのは、他人の何気ない言葉だったり、温もりだったりする。もみの家の”もみ”は、脱穀前の稲の実のこと。田植えをした彩花と稲の成長が見事にリンクする。更に、四季を背景に描き、物語にナチュラルさを生み出していた。

 

彩花の成長を観ていると、人が何かに追い込まれた時は、自分を変えようと努力をすることが必ずしも正解でないことが窺える。もみの家での彼女の生活と同様に、他者と関わりながら当たり前の暮らしをすることが、人が生きる上で最も大切であると再認識できた。

 

1年を通して閉じこもっていた彩花の感情や人情が殻を破り、経験を経て彼女はとある道に辿り着く。彼女が辿り着いた道というのは、もともと誰かに用意された道ではなく、彼女自身が作り出した道のように見えた。

fromねむひら

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts