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デロリアンを作った男の破天荒な人生描く『ジョン・デロリアン』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2019年12月19日

(C)Driven Film Productions 2018

 

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズに登場する“デロリアン“の開発者ジョン・デロリアンの型破りな半生を描く伝記ドラマ『ジョン・デロリアン』が、12月20日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『ジョン・デロリアン』は、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作で使用され、世界的に有名になった車・デロリアン(DMC-12)。その開発者であるジョン・デロリアンの破天荒な半生を描いたドラマ。1977年、南カリフォルニア。麻薬密売の現場をFBIに押さえられたパイロットのジム・ホフマンは、罪を問われない代償としてFBIの情報提供者となる。ジムの隣人であるジョン・デロリアンはかつてゼネラルモーターズでポンテアック・GTOの開発に携わり、現在は自身の夢のために新たに会社を立ち上げ、革新的な車「デロリアン」の開発に勤しんでいた。美しい妻子とともに素晴らしい家に住み、夢を追いかけるジョンの完璧な人生にジムは羨望のまなざしを向けていたが、ジョンの会社は新車開発でさまざまなトラブルが発生していた。ジョンが資金繰りで困っていることを知ったジムは、隣人として友人となったジョンを麻薬密売の罪でFBIに売り渡す計画を企てる…

 

本作で、ジョンを演じたのは『落下の王国』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のリー・ペイス。また友人のジム・ホフマンに『なんちゃって家族』のジェイソン・サダイキスが扮している。さらにジュディ・グリア、コリー・ストール、マイケル・カドリッツがキャストに名を連ねた。監督は『穴』で知られるニック・ハムが務めている。

 

(C)Driven Film Productions 2018

 

映画『ジョン・デロリアン』は、12月20日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、2020年1月11日(土)より京都・烏丸の京都シネマ、神戸・元町の元町映画館で公開。

デロリアン(DMC-12)の開発に着手する男と、自らの罪の免責を条件にFBIの情報屋となった男の友情と裏切りの物語。題材からして、エンタメとして成り立っている部分を感じられるため、本作の波乱万丈な出来事が実話だと知ると、尚更驚きを隠せない。

 

デロリアンといえ、製造数が少ないことが有名で、デロリアンを製造した企業も数年後に倒産している。本作はサクセスストーリーではないが、男ジョン・デロリアンとデロリアン・モーター・カンパニーの行く末にしっかりと触れていく。なぜ人々に愛されているイメージの強いデロリアンの製造数が少ないのか気になっていたが、本作を通して明らかにされる過去には驚愕。

 

鑑賞後、デロリアンに対して、往年の男達のロマンがこれでもかと詰め込まれているという印象の強さが残る。日本でもコレクターが居る程に有名人も所持しているデロリアン。海外での世間的評価の低さもありながら大作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に起用したゼメキス監督の審美眼に改めて拍手したい。開発段階からデロリアンを信じ愛してやまない男や、デザインに惹かれた者、自身の制作する映画に起用する男、現在まで繋がれている一台の車の長い歴史に惚れ惚れした。

fromねむひら

 

映画好きなら誰もが一度は目にしたことがあるであろうカルトカー、”デロリアン”こと”DMC-12″。その製作者、ジョン・ザッカリー・デロリアンのスキャンダルを元に、ドキュメンタリーではなく、ドラマとして描かれた本作。彼の友人である隣人のジム・ホフマンの視点から描かれ、ジョンデロリアンの栄光や苦悩を垣間見ることができる。

 

”バック トゥ ザ フューチャーの車”程度の知識しかなくても、本作はそこまで『デロリアン』について触れている話ではない。男の友情ストーリーやスキャンダルのハラハラ感を楽しめる作品となっており、70’s後期〜80’sにかけてのファッションや世界観も見所。音楽はローン・バルフェ等が担当し、ほぼ全編を通してアメリカンロック満載のギターリフがメインで流れ、EDはGreta Van FleetのHighway Tuneで括られる、最高の選曲。是非、劇場で押さえておきたい一本!

from関西キネマ倶楽部

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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