Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

インドにおける身分違いの愛描いた『あなたの名前を呼べたなら』がいよいよ関西の劇場でも公開!チャイハネ梅田茶屋町店でのタイアップも!

2019年8月8日

(C)2017 Inkpot Films Private Limited,India

 

農村で生まれたメイドの女性と、大企業の御曹司がさまざまな制約を超えた愛を育もうとする様を映し出す『あなたの名前を呼べたなら』が8月9日(金)より関西の劇場でも公開。また、チャイハネ梅田茶屋町店でのタイアップも開催。

 

映画『あなたの名前を呼べたなら』は、カースト制度が根強く残るインドの社会を背景にしたヒューマンドラマ。経済の発展が著しいインドのムンバイで農村出身のラトナはファッションデザイナーを夢見ながら、メイドとして働いていた。夫を亡くしたラトナは建設会社の御曹司アシュヴィンの新婚家庭で住み込みで働く予定だった。しかし、婚約者の浮気が発覚して直前で破談となってしまい、広すぎる高級マンションに1人で暮らすことになった傷心のアシュヴィンを気遣いながら、ラトナは彼の身の回りの世話をしていた。ある日、ラトナはアシュヴィンにあるお願いごとをする。そのことから2人の距離が徐々に近くなっていくが…
本作は、助監督や脚本家としてヨーロッパでも活躍するムンバイ出身の女性監督ロヘナ・ゲラの長編デビュー作。主人公のラトナ役を『モンスーン・ウェディング』のティロタマ・ショーム、御曹司のアシュヴィン役を『裁き』のビベーク・ゴーンバルがそれぞれ演じる。
(配給:アルバトロス・フィルム)

 

今回、関西での上映劇場の一つである、大阪・梅田のテアトル梅田の近所にある「チャイハネ梅田茶屋町店」にてタイアップを開催。テアトル梅田にてご鑑賞になった本作のチケット半券をお店にご持参いただくと、全商品10%オフ!お店の1階では、映画の場面写真を飾ったパネル展も開催中。「チャイハネ梅田茶屋町店」は、世界各地で創られたオリジナルの衣料や服飾雑貨をはじめインテリア・アクセサリーがにぎやかに立ち並び、まるで地球を旅しているような気分になれる笑顔あふれるショップ。ご鑑賞後に、映画に出てくるようなお洋服や布を探しに行くのもオススメ。

 

映画『あなたの名前を呼べたなら』は、8月9日(金)より、大阪・梅田のテアトル梅田で公開。また、8月17(土)より、京都・烏丸の京都シネマ、8月23日(金)より、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。「チャイハネ梅田茶屋町店」でのタイアップは、8月9日(金)から9月末日まで開催。

作品の内容を知った時、1998年に日本で公開されたインド映画『ボンベイ』を思い出した。こちらは、ボンベイ(現在は現地語で、ムンバイ)を舞台に、イスラム教徒の娘とヒンドゥー教徒の青年による異なる宗教での恋愛を描いた作品。宗教と身分という違いがあれど、本作と共通する要素があると感じた。

 

ラトナからは、現代のインドにおいても頑なに残り続ける身分の違いがある中で、自らの仕事を全うしながら、自己実現に向かって懸命に努力する姿には胸を掴まれる。タイトルにあるような秘めた思いがあったとしても、自ら選択した行動が切なくもジーンとしながら観終えた。

 

現代は「SIR」、作品に合わせて”旦那様”と訳すが、『あなたの名前を呼べたなら』という主人公の思いを込めた邦題が好印象に残る。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts