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時をかけるビッチ!『ハッピー・デス・デイ』『ハッピー・デス・デイ 2U』がいよいよ2作連続劇場公開!

2019年6月25日

(C)Universal Pictures

 

タイムループによって自分が殺される誕生日を何度も体験する羽目になる女子大生を描いたホラー映画『ハッピー・デス・デイ』『ハッピー・デス・デイ 2U』がそれぞれ6月28日(金)、7月12日(金)と連続公開される。

 

映画『ハッピー・デス・デイ』は、誕生日に殺された主人公が目を覚ますと再びその日の朝に戻り、自分が殺される誕生日を何度も繰り返すことになる姿を描いた新感覚のタイムループホラー。イケてる女子大生で遊んでばかりのツリーは、誕生日の朝も見知らぬ男のベッドで目を覚ます。慌しく日中のルーティンをこなした彼女は、夜になってパーティに繰り出す道すがら、マスク姿の殺人鬼に刺し殺されてしまう。しかし気がつくと、誕生日の朝に戻っており、再び見知らぬ男のベッドの中にいた。その後も同じ一日を何度も繰り返すツリーは、タイムループから抜け出すため、何度殺されても殺人鬼に立ち向かうが…
主演は『ラ・ラ・ランド』にも出演したジェシカ・ロース。監督は『パラノーマル・アクティビティ 呪いの印』のクリストファー・ランドン。『ゲット・アウト』『スプリット』『ハロウィン』などホラー、サスペンス作品を数々ヒットさせているプロデューサーのジェイソン・ブラムが製作。

 

映画『ハッピー・デス・デイ 2U』は、タイムループによって自分が殺される誕生日を何度も繰り返すはめになった女子大生の姿を描いた新感覚ホラー『ハッピー・デス・デイ』の続編。誕生日の繰り返しから抜け出して翌日を迎えたツリーは、恋人のカーターと充実した生活を送ろうとしていた。しかし、今度はカーターのルームメイトのライアンがタイムループに巻き込まれ、謎の殺人鬼に狙われてしまう。やがて、すべての原因が、ある研究に関係していることに気づいた3人だったが、そこで再びツリーの身にもタイムループが起こり、またしても誕生日の朝に戻ってしまう。ところが、そこは元の世界と微妙に異なったパラレルワールドで…
主演ジェシカ・ロース、監督クリストファー・ランドン、製作ジェイソン・ブラムら、前作を手がけたキャスト&スタッフが再結集。

 

映画『ハッピー・デス・デイ』は6月28日(金)から、映画『ハッピー・デス・デイ 2U』は7月12日(金)から、全国の劇場で公開。

ホラー映画で最初に殺される女性はビッチ(最後まで生き残るファイナル・ガールはヴァージン)というアメリカ映画の定説がある。本作は、そのビッチが殺され続けるタイムループホラー。誕生日の夜に殺されたと思ったら、誕生日の朝に戻ってしまう…どうにか翌日を迎えるために奔走する姿は、まさに”時をかけるビッチ”!(コレ、本作についているコピーです)『時をかける少女』の展開になぞらえていることも絶妙なセンスがある。タイムループを扱った近年のアメリカ映画といえば『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を思い出したが、勝るとも劣らない展開で、観る者を飽きさせない。

 

さらに、続編では、タイムループの謎も解き明かされていく。まさか、裏ではそんなことが起きていたとは…これは、ホラー映画の定義を超えて、SFと言っても過言ではないかもしれない。単純にホラー映画とはこういうものだと思っていたら、しっぺ返しをくらう。両作共に主人公達の成長譚としても十分に読み取れる。”時をかけるビッチ”が主人公ではあるが、それほどビッチな芝居が多いわけではないし、むしろ応援したくなってしまう。これまでにないスタイルのタイムループなホラーであり、SF要素もあり、青春物語でもある作品達を手掛けたブラムハウス、恐れ入りました!

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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