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感情豊かになるために様々な経験をしてほしい…!「STUDIO LOVOX UMEDA」オープンに矢尾一樹さんを迎えトークショー開催!

2019年3月31日

大阪・梅田に新しく完成した多目的スタジオスタジオ「STUDIO LOVOX UMEDA」がオープンした。3月31日(日)には、オープニングイベントとしてベテラン声優の矢尾一樹さんが登場しトークショーが開催された。

 

「STUDIO LOVOX UMEDA」は大阪初の本格的な多目的スタジオ。東京・秋葉原のSTUDIO LOVOX AKIBAと連動し、東京と大阪で同時にアフレコ可能な二元同時録音の仕様を整えている。また、レコーディングスタジオが観覧可能になっており公開録音などのイベントにも対応している施設としてオープンした。今回は、これまで数々のキャラクターに息を吹き込んできた声優の矢尾一樹さんを迎え、トークショーを開催。ベテラン声優ならでは秘話を大いに話し賑やかなトークショーとなった。

 

スタジオの雰囲気を体感しながら、矢尾さんは「サテライトスタジオが懐かしい。ラジオの公開収録や生放送番組にゲストで出演した。大阪でもやりましたね」と振り返った。特に「大阪はとにかく盛り上がる。関東人は大阪のお客さんが大好き」と大阪での収録を気に入っている。

 

アニメ「ワンピース」では、フランキー、ボン・クレー、ジャンゴを演じてきた。最初に演じたジャンゴ役はオファーにて引き受けたが、その後も、週刊少年ジャンプの全国イベントでMCを担当し、様々な漫画家さんへのインタビューを行っている。20年前の放送開始の頃には、パーティーが行われており「最初は、20年も続くと決まっていなかったが、初代プロデューサーは『絶対長く続きます』と言い切っていた」と明かす。その際には、初めて原作者の尾田栄一郎さんに会っており「彼の凄いところは、刺激を受けたものは直ぐに作品に取り入れていくこと。僕がおもしろい店に連れていくと、作品のどこかに登場する」と称賛する。

 

矢尾さんは、これまでに様々なキャラクターを演じてきた。その秘訣について「基本的に人間は様々な面がある。キャラと自分の類似点をどこまで見つけ歩み寄れるか」と解説する。アニメーションの声優はオーディションによってえらばれることが多く「キャラクターの説明を見てインスピレーションできるか。演じてみて、スタッフの指示を理解しながら、キャラクターを作り上げていく。一人ではなく皆で作る」と述べ「最終的には、お客さんの意見も取り入れていく」と真摯に語った。

 

さらに、声優目指している方に向けて「いつどんな役を演じるか分からない。とにかく様々な経験をしてほしい」とアドバイスしていく。「色々なものを見て、自分の感情がどのように反応したか覚えていてほしい。綺麗なものを見た時に『綺麗!!』と思わないと、綺麗な言葉は発せられない」と伝え「気持ちを豊かにするために様々な経験をしてほしい。経験をして覚えておくと、いつか役が来た時に思い出してやればリアリティのある自分にしかできない表現につながっていく。家に籠らず外に出てほしい」とメッセージを送った。

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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