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主人公3人の姿はキラキラと美しく逞しい!『ギャングース』公開!渡辺大知さんに聞く!

2018年11月27日

犯罪集団だけを狙って窃盗を繰り返すアウトローの少年たちの生き様を描く『ギャングース』が全国の劇場で11月23日(金)より公開中。今回、トリプル主演の一人、渡辺大知さんにインタビューを行った。

 

映画『ギャングース』は、ルポライターの鈴木大介さんによる未成年犯罪者への取材をもとに裏社会の実態を描いた人気コミック「」を実写映画化。犯罪集団だけを狙って窃盗を繰り返す3人の少年たちの生き様と友情をリアルに描き出す。親から虐待され、学校に行くこともできず、青春期のほとんどを少年院で過ごしたサイケ、カズキ、タケオの3人。社会から見放された彼らは、裏稼業や悪徳業種の収益金を狙う「タタキ」(窃盗、強盗)稼業に手を染める。暴力団排除の機運を受けて裏社会のヒエラルキーが転換期を迎える中、3人は後戻りできない危険な領域に足を踏み入れていくが……

高杉真宙さん、加藤諒さん、渡辺大知さんがトリプル主演を務め、ギタリストのMIYAVIさん、金子ノブアキさん、篠田麻里子さん、林遣都さん、山本舞香さんら個性的な俳優たちが出演する。

 

渡辺さんは、2009年に『色即ぜねれいしょん』で主演しスクリーンデビュー後、コンスタントに映画に出演してきた。本年公開作品ではさらに役柄の幅を広げている。だが、あくまで「自分は演技が出来る人ではない、という前提でいる。映画ファンとして、映画づくりをもっと知りたくて参加させてもらっている」と謙虚な姿勢だ。1人の映画ファンとして「演技未経験者が映画に出演しているのを観るとワクワクする。面白いと思ってしまう」と独自の視点を持っている。これまでに幾つもの作品に出演してきたが「いつも初演技の気持ちでやりたい。逆に言えば、小慣れたくない。人としての魅力によって演技が構成されている人達から何かを盗めないか」と思いながら演じてきた。

 

本作では、MIYAVIさん、金子ノブアキさん、般若さんと幅広くミュージシャンの方が出演している。渡辺さんは、金子ノブアキさんとトーク番組やフェスで会っており「いつか、対バンもしたいけど、映画の現場で会えたらおもしろいよな」と話していた。今回、初めて映画での共演となり、撮影現場では「挨拶しに行ったら『(この時を)待ってたよ』と言ってもらった。ロックしているなぁ」と興奮。MIYAVIさんについては「放つオーラが威圧してくる。現場に入った時から役作りしている。挨拶に行っても『あぁ』。対バンしたことを伝えると『で…!』。自分にはないキャラ。なかなか遭遇しない空気感や緊張感が漂っている」と捉える。般若さんについて「礼儀正しい。僕にも丁寧なご挨拶をしてくれる。『役者としては、まだまだなんで、年下だろうが敬語でいきます』と謙遜され、逆に怖い。音楽の現場で会って叩きのめされたらどうしよう」と冗談を交えながら紹介した。他にも錚々たる出演者がおり「素敵な方がいっぱいで楽しい。独特の緊張感が漂った撮影現場で、常にドキドキしていた」と振り返る。

 

ルポルタージュが原作である本作について、渡辺さんは「敵も味方もフラットに描かれている」と好感を抱く。サイケ、カズキ、タケオの3人に対し「決して正しいことをしているわけではない。犯罪を犯すような真似をしないと生きていけない。毎日の生活もままならない中で、生きようというもがいている3人の姿はキラキラと美しく逞しい」と冷静に捉える。原作者の鈴木大介さんから、こういう人が実際に居るという事実を聞き「伝えていかなければいけない」と感じた。もし、リアルにこの3人に出会ったら「美化もしたくないし同情もしたくないが、リアルな話を聞きたい」と興味津々になり「ぜひ、この3人に会ってみたいですね」と話す。

 

先月、黒猫チェルシーが活動休止し、渡辺さんは「今までずっとあった〆切がなくなり、バンド活動休止直後は何をしたらいいか分からなくなった」と告白。その後、再びインスピレーションが湧いており「気づけば、休みの時間を全て投入し、歌を作ったり、映画の脚本を書いたりしている。〆切なしで作っている時間は幸せで楽しい。いつかまた映画も撮れたら。楽しみにしてほしい」と未来を見据えている。

 

映画『ギャングース』は、11月23日(金)よりTOHOシネマズ梅田をはじめ、全国の劇場にて公開中。

 

©2018「ギャングース」FILM PARTNERS©肥谷圭介・鈴木大介/講談社

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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