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祝・映画『アンクル・ドリュー 』公開記念〜アンクル・ドリューとバスケ映画の世界〜レイザーラモンRGさん、中原雄さん、丸屋九兵衛さんを迎えトークイベント開催!

2018年10月31日

2012年にペプシのCMで人気を博したキャラクター、“ドリュー爺さん“が大活躍するスポーツコメディ『アンクル・ドリュー 』が11月9日(金)より全国ロードショー。10月31日(水)には、大阪・宗右衛門町のロフトプラスワン ウエストで、レイザーラモンRGさん、NBA解説者の中原雄さん、bmr編集長でありジェレミー・リン原理主義者の丸屋九兵衛さんを迎えて「祝・映画『アンクル・ドリュー 』公開記念〜アンクル・ドリューとバスケ映画の世界〜」と題してトークイベントが開催された。

 

映画『アンクル・ドリュー 』は、NBAのスター選手カイリー・アービングが特殊メイクで老人に扮し、ストリートで勝負を挑むという、米ペプシのCM用ドッキリ企画から生まれたキャラクター「ドリュー爺さん」を長編映画化した青春スポーツコメディ。あるトラウマからプロ選手の夢をあきらめ、ストリートバスケチームのコーチをしている青年ダックスが、ひょんな事からかつて伝説のバスケ選手だったドリュー爺さんと出会い、ドリームチームを結成してニューヨーク最大のストリートバスケ大会に挑んでいく姿を描く…

オリジナルの企画同様にアービングがドリュー爺さんを演じているほか、シャキール・オニール、レジー・ミラー、クリス・ウェバー、ネイト・ロビンソンら元NBAのトップ選手たちが同じく特殊老けメイクを施し、ドリュー爺さんのチームメイトを演じている。監督は『ドラムライン』のチャールズ・ストーン3世。

 

レイザーラモンRGさん、中原雄さん、丸屋九兵衛さんが登壇。どのようなお客さんが来られているか伺いながら自己紹介を行っていった。

 

本作を事前に鑑賞したRGさんは「全くNBAを知らない人達も大笑いできます。知っている人達は1秒たりとも目が離せません」と推薦。冒頭から往年の有名選手が登場しており、丸屋さんは「ディケンベ・ムトンボ先生が今でもあんなにお元気とは…」と興奮ぎみ。RGさんも「最初から見逃せないですよ。セルティックスやブルズ、ジョーダンも出てきます」、中原さんも「ブルズファンにとってはネイト・ロビンソン」と紹介していく。bmr編集長である丸屋さんは「ソウルとヒップホップを流してみて、世代差がわかる。バスケットボール好きにも世代差があり、アンクル・ドリューとダックスの差を表している」と音楽からの視点でも本作を分析。さらに「この映画はバスケットボールが好きな人が観たらおもしろい。知らない人が観ても『ブルース・ブラザーズ』を観ている感覚になれる。カーレースやカーチェイスがある。ロードムービー的要素があり、仲間集めもある。でも、最終的にはバスケットボールへの愛情が感じられる映画」と紹介した。RGさんも「アメリカ映画あるあるが全部詰まっている」と添える。

Motion Picture Artwork © 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

本作におけるMVPについて、皆が揃って、クリス・ウェバーを推した。クリス・ウェバーは、プリーチャー(聖職者)を演じており、中原さんは「収録時にスタッフが『なぜそんなに上手く演じるんだ』とビックリしたらしい。お父さんがプリーチャーだったらしく、子供の頃から見ており、言い回しや唄い回しが素晴らしかった。ジェームズ・ブラウンのようだった」と明かす。また、10本以上の映画出演経験があるシャキール・オニールについて、RGさんは「シャックはとても明るい。ラップやダンスも披露する。今作では、シリアスな役を演じるが、ダンスシーンもある」と紹介。丸屋さんも「シャックのダンスは抜群。体重が160Kgもあるのに、何故そんなに踊れるんだ」と驚愕する。スリーポイントの名手であるレジー・ミラーについて、中原さんは「体型が未だに変わっていない。細長い体型のまま。空港で遭遇したことがある。帽子を目深にかぶっているが、どう見てもレジ―だった」と明かす。本作の役どころについて「アクセントの立場で良い役を演じている。近眼で眼鏡をかけないとシュートが入らない役だが、『メジャーリーグ』におけるチャーリー・シーンのようだ」と表現する。アンクル・ドリューを演じたカイリー・アービングについて、RGさんは「役に入り込んでいる。その結果、怪我までしている。撮影後のシーズンでのフィールドゴール成功率が落ちました。燃え尽きたといえるぐらいこの映画に懸けています」と絶賛。そもそもは、米ペプシのCM用ドッキリ企画が切っ掛けだったが、丸屋さんは「CMは長くても数分。数分×5本でも、同じことやっている。それを90分超の映画によく出来た」と感心。中原さんも「CMに注目して、ここまでの作品にした方が凄い」と称えた。

Motion Picture Artwork © 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

本作が日本で公開されるにあたって、RGさんは「NBAが好きな方は最初からのめり込んでいけるが、映画が好きな方なら家族で楽しめる」と推薦し「映画業界では、スポーツ、コメディ、黒人が出てくる映画はヒットしないと言われがちらしいですが…」とあえて苦言を呈するが、丸屋さんは「酷いでしょ!おもしろい映画の要素が三拍子揃っている!」と推す。RGさんは「配給会社さんは、おもしろいと気づいて買い付けた」、丸屋さんも「配給会社は別の会社と組んで配給しようとしたが、どの会社も賛同してこなかったらしい。男気に我々は惹かれた」と告白。中原さんは「絶対に広めたいですね」と意気揚々としている。

Motion Picture Artwork © 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

 

イベントの後半では、丸屋さんが様々なバスケットボール映画やNBA選手が登場する映画を紹介。『スペース・ジャム』『カザーン』『スティール』『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』『死亡遊戯』といった変わり種作品から『ハード・プレイ』『ビート・オブ・ダンク』『ハード・チェック』『エディー 勝利の天使』『ゴーストプラザー』『プリティ・ダンク』『ロスト・キッズ』『ドリブルX』『コーチ・カーター』『恋のスラムダンク』と幅広く披露していった。

 

映画『アンクル・ドリュー 』は、11月9日(金)より、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田、難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸 ほか全国ロードショー。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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