“超不運体質”の高校生と心配性のクラス委員長が織りなすラブストーリー『矢野くんの普通の日々』がいよいよ劇場公開！

2024年11月11日

不運な体質のせいで毎日ケガが絶えず、普通の生活を送ることができない生徒と、彼をサポートすることを決意した心配性なクラス委員長の女子生徒を描く『矢野くんの普通の日々』が１１月１５日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『矢野くんの普通の日々』は、超不運体質な男子高生と心配性な女子高生を中心とするクラスメイトたちの日常を描いた。クラス委員長を務める吉田さんは、毎日なぜかケガだらけで登校してくる矢野くんのことが気になって仕方がない。親友たちとその理由を調べてみると、なんと矢野くんは超不運体質であることが判明。そのせいで矢野くんが“普通の高校生活”を送れずにいることを知った吉田さんは、彼を全力でサポートしようと決意する。矢野くんと過ごす日々のなかで、ピュアでまっすぐな彼にひかれていく吉田さんだったが、なかなか距離は縮まらない。そんなある日、吉田さんは学校一のモテ男子である羽柴くんから告白され…

本作では、ダンス＆ボーカルグループ「FANTASTICS」の八木勇征さんが映画単独初主演を務め、田村結衣さんのコミックを実写映画化。超不運男子の矢野剛を八木勇征さん、クラス委員長の吉田清子を実写映画初出演の池端杏慈さん、モテ男子の羽柴雄大をアイドルグループ「Travis Japan」の中村海人さんが演じる。監督は『午前0時、キスしに来てよ』『なのに、千輝くんが甘すぎる。』の新城毅彦さんが務めた。

映画『矢野くんの普通の日々』は、１１月１５日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴ・ジョイ梅田や大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のＭＯＶＩＸ京都や九条のＴ・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

どうにもこうにも不運な思いをしている矢野くん。よく生きているなぁ、と思えるけれども、これぞ”生きてるだけで丸儲け”を良い意味で体現したような人物。とはいえ、一緒にいると巻き込まれ事故に遭遇しそうだから一緒にいたくない、と思ったり、矢野くんにとっても、誰と一緒にいたくない、と思ってしまうのも仕方がない。だが、そんな矢野くんだからこそ、気になって仕方がないキャラクターがいるのも事実だ。しかも、それがクラスで責任感を体現しているような委員長ならば、なおさらだ。コミカルに矢野くんを守ろうとする姿さえ愛おしくなってしまう。しかし、その姿はあくまで委員長の姿なのか、クラスメイト同士を超えた感情にどのように変化していくのか。或る種の繊細な映像を以て表現していた。そして、気づけば、委員長だけでなく、観客も矢野くんを応援しているのかもしれない。そんな不思議な魅力が矢野くんにはあるのだ。特に悪役キャラクターは明確には存在せず、まさに昨今の日本映画らしい”優しい”作品である。

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