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ドラァグクイーンカルチャー黎明期を支えた人々を追ったブラジル発ドキュメンタリー『ディヴァイン・ディーバ』いよいよ公開!

2018年8月30日

(C)UPSIDE DISTRIBUTION, IMP. BLUEMIND, 2017

 

ブラジルのドラァグクィーン黎明期の人々を追うドキュメンタリー『ディヴァイン・ディーバ』がいよいよ9月1日(土)より公開される。

 

映画『ディヴァイン・ディーバ』は、ブラジルのドラァグクイーンカルチャー黎明期を支えた人々を描いたドキュメンタリー。1960年代、軍事独裁政権下のブラジルで、性的マイノリティとして、女性装をして芸能の才を披露することで自分らしく生きる道を選んだドラァグクイーンたち。当時リオ・デ・ジャネイロのヒバル・シアターで活躍した8人が、デビュー50周年を記念して再結集しライブを敢行することに。舞台の仕事から遠ざかっていたため、久々のパフォーマンスに悪戦苦闘しながらも、ライブに挑む姿を捉えた。同時に、1960年代のシーンを当時の貴重な映像や写真を交えながら振り返る。監督はブラジルの人気女優レアンドラ・レアル。ナイトクラブのオーナーの孫娘として往年のドラァグクイーンたちを舞台袖から見ていたというレアル監督が、リスペクトを持って描き出す…

ナイトクラブのオーナーの孫娘として育ち、“彼女たち“のパフォーマンスを影で見ていたレアンドラ・レアルが監督を務める。

 

映画『ディヴァイン・ディーバ』は、9月1日(土)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田で公開。公開初日には、シモーヌ深雪さん(シャンソン歌手/DragQueen)と寺田正廣さん(CAMP!midnight movies主宰/ライター)を迎えてトークイベントも開催される。なお、9月15日(土)から神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で、京都・烏丸の京都シネマで順次公開。

ブラジルにドラァグクイーンカルチャーがあることを本作で初めて知った。なぜドラァグクイーンになったのか、その理由を正直に話す彼女たちはカッコいい!1960年代の軍事独裁政権下にブラジルでドラァグクイーンとして過ごすには大変なことだと教えてくれる。女装していると分かっただけで警察に逮捕されるなんて、恐ろしい時代だったと容易に伝わった。されど、自身がやりたいことを貫いて生きていく姿には、ロックでパンクなアティチュードを大いに感じる。だからこそ、彼女達の歌には魂が宿っており、観る者を魅了していく。彼女たちのパワフルな歌を堪能するならば、ぜひとも音響環境がしっかりと整った劇場で観てほしいと心から願うばかりだ。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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