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精神科分析医の双子との背徳的な関係を描くサスペンス『2重螺旋の恋人』いよいよ公開!

2018年7月30日

(C)2017 – MANDARIN PRODUCTION – FOZ – MARS FILMS – FILMS DISTRIBUTION – FRANCE 2 CINEMA – SCOPE PICTURES / JEAN-CLAUDE MOIREAU

 

容姿は同じで中身は正反対の双子との禁断の関係に溺れる女性の姿を描く『2重螺旋の恋人』が8月4日(土)より劇場公開される。

 

本作は、『スイミング・プール』『8人の女たち』のフランソワ・オゾン監督が、アメリカの女性作家ジョイス・キャロル・オーツの短編小説を大胆に翻案した。『17歳』のマリーヌ・バクトが主人公クロエ、『最後のマイ・ウェイ』のジェレミー・レニエが双子の精神科医を演じる。共演に『映画に愛をこめて アメリカの夜』のジャクリーン・ビセットらが連ねた。

 

映画『2重螺旋の恋人』は、性格が正反対な双子の精神分析医と禁断の関係にのめり込んでいく女性の姿を、官能的に描き出した心理サスペンス。クロエは原因不明の腹痛に悩まされ、精神分析医ポールのカウンセリングを受けることに。痛みから解放された彼女はポールと恋に落ち、一緒に暮らし始める。ある日、クロエは街でポールに瓜二つの男性ルイと出会う。ルイはポールと双子で、職業も同じ精神分析医だという。ポールからルイの存在を聞かされていなかったクロエは、真実を突き止めようとルイの診察室に通い始めるが、優しいポールと違って傲慢で挑発的なルイに次第に惹かれていく…

 

映画『2重螺旋の恋人』は、8月4日(土)より、大阪・梅田のテアトル梅田、京都・出町柳の出町座、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

ルイとポールの関係は、序盤で一応明かされるが、果たしてそれが本当なのか。作品を観終えると結局どういうことだったのかわからなくなる。大いに議論の余地がある作品に仕上げられた。これぞフランソワ・オゾンの作品だと思える一級の心理サスペンスである。クライマックスでは、クロエに何が起こっていたか明かされるが、ぞっとする出来事が起きていた。そこまでに伏線は敷かれているのだが、まさかそんなことが起きていたとは…作品の中にある真実をどのように解釈するか、あなたの意見をぜひ聞いてみたい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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