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改修後のシネ・ヌーヴォで年末恒例リム・カーワイ特集 連日ミニトークショー開催

2016年12月22日

大阪・九条のシネ・ヌーヴォが改修工事を終え、12月23日(祝)にリニューアルオープン。年内の上映企画として年末恒例のリム・カーワイ特集上映が行われる。

マレーシア出身のリム・カーワイ監督は、「シネマ・ドリフター」と呼ばれ、様々な国を旅しながら映画を制作している。シネ・ヌーヴォではクリスマスシーズンにリム監督作品の上映が行われており、今年で6回目となる。今回の特集上映では、「シネマ・ドリフターの無国籍四部作」と題して、リム監督の最初の長編作品『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』(2009年)、香港のムイオ島を舞台にした『マジック&ロス』(2010年)、北京と大阪の新世界で撮影した『新世界の夜明け』(2011年)、そして大阪・ミナミで制作された『Fly to Minami~恋するミナミ』(2013年)の4作を一挙に上映する。

『Fly to Minami~恋するミナミ』は、ミナミを舞台に国籍も言葉も異なる男女を描いたラブストーリー。香港でファッション誌の編集者として働くセリーンは、取材で年末にミナミを訪れるが、カメラマンが同行できなくなり、現地通訳ナオミの弟で大学生タツヤを雇うことに。一方、キャビンアテンダントをしながら洋服を仕入れ、ソウルでセレクトショップを経営するソルアには、シンスケという日本人の恋人がいたが…

『新世界の夜明け』は、北京の若い女性、ココは日本でのクリスマスに憧れ、大阪にやって来ることから始まる。だが辿りついたのはメトロポリタンとはかけ離れた大阪の新世界だった。言葉の通じない異国の地でてんやわんやの騒動に巻き込まれていく。中国のお嬢様が「新世界」の地で見たものは!?

『マジック&ロス』は、香港のリゾート地、ムイオ島にやってきた日本人と韓国人の2人の女によるストーリー。「満員」の張り紙にも関わらず、誰もいないように見えるホテルで彼女たちは知り合い、行動をともにすることになる。神秘的な島の風景に触れるうち2人はあの世とこの世の狭間を彷徨い始める…

『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』は、10年ぶりに故郷に帰って来たア・ジェの登場から始まる。だが家族ですら彼のことを忘れており、挙句に無実の罪を着せられ処刑されてしまう。しかし、そのア・ジェが再び現れる。彼は何者か?目的は何か?過去と現在が複雑に交錯し物語はやがて不穏な様相を帯びていく…

「リム・カーワイ監督特集 シネマ・ドリフターの無国籍四部作」は、12月17日(土)から始まっており、23日(祝)まで『Fly to Minami~恋するミナミ』を上映。24日(土)から30日(金)までは『アフター・オール・ディーズ・イヤーズ』・『マジック&ロス』・『新世界の夜明け』を上映する。なお、24日(土)から30日(金)は連日リム・カーワイ監督と日替わりゲストによるミニトークショーが予定されている。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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