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コミュ障でもホントは内弁慶なヒロイン!?『ルームロンダリング』池田エライザさん迎え先行上映会開催!

2018年6月4日

池田エライザさんが訳あり物件を浄化するオカルト女子を演じたファンタジー『ルームロンダリング』が7月7日(土)より公開される。本公開に先駆け、6月4日(月)にシネ・リーブル梅田で池田エライザさんを迎え、先行舞台挨拶付上映会が開催された。

 

映画『ルームロンダリング』は、新たな映像クリエイターの発掘を目的としたコンペティション「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM2015」で準グランプリに輝いたオリジナルストーリーを映画化。歳で天涯孤独の身となってしまった八雲御子。そんな御子の前に叔父の雷土悟郎が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることになった。そのアルバイトとは訳あり物件に住み、部屋の履歴を帳消しにする「」という仕事だった。このアルバイトを始めたことで、幽霊が見えるようになった御子は、幽霊と奇妙な共同生活を送り、彼らのお悩み解決に奔走させられる。そんな中で御子は失踪した母親と再会を果たすが……

 

本編上映前に池田エライザさんが登壇。鳴り止まぬ拍手を経て挨拶し「オオサカ!先行上映!」と自らもシアター内の雰囲気を盛り上げていった。本作撮影から約1年を経過し、池田さんは「未だに『ルームロンダリング』離れが出来ておらず。私から旅立った瞬間に、映画がお客様のものになる。今日は純粋に皆様に観て頂ければ」と先行上映の機会を楽しみにしている。

 

今回、池田さんは昨年末以来の来阪。22歳を迎え「ぼぉっとしていたらお酒が飲める年になっているんだな」と自覚。未だに「水とかジュースの方が美味しいんじゃないの?」と思いながらも「大阪は活気のある街。お世話になっているチームの皆さんとお酒が飲めたらいいな」と打ち上げを楽しみにしており、お客さんにもSNSを通してお薦めのお店情報をリクエストする。

 

これまで多くの映画に出演してきた池田さんは「派手な役より、我が強く芯のある女性の役が多かった。今作で演じた御子は、自分の過去に蓋をして、のらりくらりと地球という乗り物に乗っているような女の子」と素直にびっくり。作中の御子について「本を読んだり絵を書いたりするのが好きな女の子。何故、監督は私の私生活を知っているんだろう」と不思議がる。どうやら本作の片桐監督が、池田さんもお世話になっている廣木隆一監督に伺い「暗い子だよ」と聞いたようだ。これに対し、受け止め方に困り、苦笑いしながらも、キャスティングして頂いたことを感謝している。御子と向き合い「馴染みの良い役。予告はコミカルだが、家族や命、生きている時間に対し、深く繊細なところを描いている」と作品を解釈。御子のキャラクターについて「人とのコミュニケーションが苦手だが、実は内弁慶。両親とは離れ離れ、様々な出来事に遭遇していくなかで、反抗期を見つける対象がおらず、つっけんどんな態度になるのが最大の甘えなんだろうな」と感じ「変にキャラをつくらない。ありのままの私に近い」と役に寄り添っていった。

 

池田さんは、撮影前から御子のことをずっと考えており、別仕事の帰り道でも「御子ちゃんだったらこの時間に何をしているんだろう。お風呂に入っている時に御子ちゃんは何を思い出しているだろうか」と思いを馳せる日々を過ごす。日常に家族を思い起させる機会には「御子ちゃんだったら…」とキャラクターを作り上げていった。また、御子の台詞は少ないが「言葉数が少ない人は頭の中ではお喋りでは?言葉が頭の中に沢山浮かんでいるが、どれを言えばよいか分からず、器用じゃない」と、受けの芝居ではないと捉える。また、映画のコミカライズ版として漫画を描いた羽生生純先生と対談し「『御子ちゃんはドロンとした目をしている』と仰った。そんな目をしていたなと思ったが、凄く嬉しかった」と的確に捉えて頂いた事に感謝した。なお、御子は霊感があり幽霊も見える。本作に出てくる幽霊を基準に考え、事故物件について「結局はルームシェアなので、関係性や性格が一致するかどうかに依る」と踏まえた上で「本来は様々な気持ちを持って生きていらっしゃったことを思うと簡単に怖いと言えなくなった。全く怖くなくなった訳ではないが、急に現れたら怖い。でも、もしかしたら、今の自分だったら『助けて』と現れたら、向きあうかもしれない。『1ヶ月ウチに住む?』なんてね」と冗談交じりに話す。

 

オダギリさんとの共演について、池田さんは降霊術の真似をしながら「現場にいらっしゃった時、突っ掛かっていける空気を出してくださったことが大きい。初対面で、どんな怖い人か不安だったが、この人とは血縁がある役で、見守ってくれている人と確信させて下さる悟郎さんのキャラクターに救われた」と振り返る。どの共演者からも”御子!”と呼んでもらい「心がフワッとする。御子にとっては大きな成長。その瞬間は、皆さんが引き出してくれたもの」と愛おしく感じた。御子を演じ「ありのままの御子ちゃんとして生活し、その中で様々な幽霊が現れ、少しでも影響されていったらいいな」と御子の明るい未来を願う。

 

本作を通して、池田さんは「映画の撮影現場は、沢山の人達が集まり、多くの時間を費やし、命を削って作っていくもの。その人たちの顏を見ていると、皆が『去年関わった映画が賞を取ったんだよ』と言える。目に見える恩返しとして、賞を取りたい」と初めて思った。だが、賞を取って自己完結しちゃうのが怖くも感じ「章を狙わなくても芝居が出来れば良い、と思っていたこともあった。でも、皆がこの作品をこれからもずっと長く愛して誇ってもらえるといいな」と本作に愛情を込める。

 

最後に、池田さんは「この作品は私にとって宝物のようなもの。幼い時に母親からもらった、大切な忘れられない絵本のような存在になりました。皆さんがこの映画を観て、誰かと会いたくなったり、作品を見せたくなったと思ったら、その思いを交差してほしい」と願いを託す。そして「この作品が沢山の人に愛されたい。感想をSNS等で書いて頂ければ私も見ます」とお願いし、感謝の気持ちと共に舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『ルームロンダリング』は、7月7日(土)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、京都・桂川のイオンシネマ京都桂川、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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