神戸&明石発!!垂水映画作品がカンヌ映画祭選出!クラウドファンディングに挑戦!
明石市および神戸市を拠点に映画を製作している「垂水映画」の短編映画『歌声を聴いてほしくて』と『PROPAGATION』が2017年開催のカンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナーに選出された。現在、映画のキャスト・スタッフの渡航費用を支援するサポーターをクラウドファンディングで募集している。
垂水映画は、2004年に設立され、明石市および神戸市を拠点に映画を製作し続け、世界へ向けての映画、映像発信を行っている地域密着型の映画制作団体。神戸市や明石市、近隣地域の劇団、子ども会など、様々な団体と協力し合いながら、映画を製作上映している。
このほど、垂水映画劇団製作の2作品『歌声を聴いてほしくて』、『PROPAGATION』が、 第70回カンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナーに選出された。
『歌声を聴いてほしくて』は、スマホ、インターネットのおかげで、健常者と、視覚障害者や聴覚障害者とのコミュニケーションが容易になりつつあある現在に障害者をテーマにした作品。主人公のミカは童謡を歌うのが好きな少女。ある日、ネットで彼女の歌を聴いたという男性からのメールを受け取った、「彼女の歌をぜひライブで聴きたい」と。しかし、大人になったミカは、10年前に聴覚を失い、もう歌うことが出来なくなっていた。彼女は、そのことを彼に伝えることが出来ないでいた…
『PROPAGATION』は、現代における情報、スマホ依存の状況から生まれたショートムービー。駅のホームには、スマホを見る人、人、人。歩きながらスマホを見る人、人、人。その状況に嫌悪感を抱く主人公の由美。彼女が、その後にとる行動とは…
現在、キャスト・スタッフの渡航費用を集めるためにクラウドファンディングで募集中。支援に対してのリターンは、お礼メールや試写会招待から支援者主演のショートムービー製作などが用意されている。
垂水映画のクラウドファンディングは現在CAMPFIREで受付中。目標金額は930,000円にて5月28日(日)まで受け付けている。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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