ノルマンディー上陸作戦が決行されるまでのチャーチル首相の96時間を追った…!『チャーチル ノルマンディーの決断』が関西の劇場でもいよいよ公開!
(C)SALON CHURCHILL LIMITED 2016
イギリス首相チャーチルが第2次世界大戦の勝敗を決めたノルマンディー上陸作戦の舞台裏で苦悩する姿や妻との関係を映し出す『チャーチル ノルマンディーの決断』が関西の劇場でもいよいよ8月25日(土)より公開される。
映画『チャーチル ノルマンディーの決断』は、英国首相チャーチルのノルマンディー上陸作戦決行までの96時間を描いたヒューマンドラマ。ダンケルクでの救出作戦から4年後の1944年。英国首相チャーチルは、ナチスドイツ占領下の北西ヨーロッパに侵攻するノルマンディー上陸作戦に反対していた。第1次世界大戦中に自ら計画したガリポリの戦いで約50万人もの死傷者を出したことが、指導者としてのチャーチルの心の棘となっていたのだ。連合国軍最高司令官アイゼンハワーに真っ向から反対意見を述べるチャーチルだったが、意見は却下され、イギリス南岸に100万人もの兵士が配備される。首相としての使命と戦争の重責に苦悩するチャーチルは、やがて歴史に残る重大な決断を下す…
本作では、チャーチルを『ボーン・アイデンティティー』のブライアン・コックス、チャーチルを支える妻を『スリーピー・ホロウ』のミランダ・リチャードソンが演じる。監督は『レイルウェイ 運命の旅路』のジョナサン・テプリツキーが担った。
映画『チャーチル ノルマンディーの決断』は、8月25日(土)より、大阪・梅田のテアトル梅田、京都のT・ジョイ京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
今作は、ダンケルクでの救出作戦、『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』の頃から4年後の世界が描かれる。第2次世界大戦の中でもよく知られたノルマンディー上陸作戦の裏にはこんな出来事が起こっていたとは…イギリス首相チャーチルは、連合国軍最高司令官アイゼンハワーと真っ向から対立する。だが、お互いに思っていることは同じだ。早く大戦に終止符を打ちたいが、リスクを出来る限り抑えて作戦を遂行するにはどうすればいいか。第1次世界大戦を経験した者にとって、この大戦で若者の未来を奪いたくないと思うのは自然な流れ。四面楚歌になろうともチャーチル首相が自身の意志を貫こうとした姿勢に好感が持てる。そして、チャーチル首相といえば、やはりスピーチ!幾重にも修正を重ね作り上げたスピーチ原稿は、人々に希望をもたらしており、”歴史上、最も偉大なイギリス人”だと言われるのも納得の一作である。
- キネ坊主
- 映画ライター
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