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18年前の台湾で出会った高校生とバックパッカーの国境と時を超えた初恋を描く『青春18×2 君へと続く道』がいよいよ劇場公開!

2024年4月30日

©2024「青春 18×2」film partners

 

アルバイトをする高校生とバックパッカーの女性のひと夏の恋を描く『青春18×2 君へと続く道』が5月3日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『青春18×2 君へと続く道』は、18年前の台湾と現在の日本を舞台に、国境と時を超えてつながる初恋の記憶をエモーショナルに描き出す。18年前の台湾。高校3年生のジミーはアルバイト先で4歳上の日本人バックパッカー、アミと出会い、天真爛漫でどこかミステリアスな彼女に恋心を抱く。アミもまた、ある秘密を抱えながらもジミーにひかれていく。しかし突然アミの帰国が決まり、意気消沈するジミーにアミはある約束を提案する。現在。人生につまずいて久々に帰郷した36歳のジミーは、かつてアミから届いたハガキを再び手に取り、あの日の約束を果たすべく日本へ向けて旅立つ。東京から鎌倉・長野・新潟、そしてアミの故郷である福島へと向かう道中で、彼女と過ごした日々の記憶がジミーの心によみがえる。

 

本作は、『新聞記者』『余命10年』の藤井道人さんが監督・脚本を手がけ、ジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本漫車流浪記」を映画化した日台合作のラブストーリー。台湾の人気俳優シュー・グァンハンがジミー、清原果耶がアミ役でそれぞれ主演。『ブエノスアイレス』等の俳優チャン・チェンがエグゼクティブプロデューサーを務めた。

 

©2024「青春 18×2」film partners

 

映画『青春18×2 君へと続く道』は、5月3日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都や、神戸・岩屋の109シネマズHAT神戸等で公開。

2024年現在の日本と共に18年前である2006年の台湾での回想録を映し出す本作。2006年までに台湾で流行った日本や台湾の作品が映し出され、21世紀以降の台湾青春映画へのオマージュを捧げながら、2020年代の作品としてしっかりと作り上げられている。藤井道人監督作品ならではの如何ともし難い刹那さを放つだけでない、新しい一面を持った作品だ。藤井監督作品ならではの王道を貫くだけなく、良い意味で観客の期待を外すことで、物語の本質を伝えようとしているようにも受けとめられた。国は違えど、人と人とが偶然にも出会ったかのようで、運命的な出会いを描いており、はがゆい思いが存分に伝わってくる。あてのない旅を続けたバックパッカーのヒロインが如く、主人公は旅路は違えどバックパッカーのような旅をしながら18年前に思いを馳せていく。その旅路の果てに行きついた場所で気づかされた思いには胸を熱くせざるを得ない。今後も更なるメジャーフィールドで活躍していく藤井道人監督の現在地を確かめられる渾身の一作である。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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