Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

6億円の宝くじが風で北朝鮮に!韓国ドタバタコメディ『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』がいよいよ劇場公開!

2023年12月26日

©2022 HOME CHOICE CORPORATION,SIDUS CORPORATION,TPS COMPANY ALL RIGHTS RESERVED

 

1等の賞金が6億円の宝くじをめぐり、韓国軍兵士と北朝鮮兵士が共同給水区域で攻防を繰り広げる『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』が12月29日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』は、韓国の軍人が手にした1等6億円の当選くじが北朝鮮兵士のもとへ渡ったことから巻き起こる騒動を予測不能の展開で描くシチュエーションコメディ。韓国軍の兵士チョヌは1等6億円が当選した宝くじを手に入れ大喜びするが、その宝くじは風に乗って軍事境界線を越え、北朝鮮の上級兵士ヨンホのもとへ飛んでいってしまう。南北の兵士たちは宝くじの所有権をめぐり、共同警備区域のJSAで会談を開くことになるが…

 

本作は、韓国やベトナムでスマッシュヒットを記録。『別れる決心』のコ・ギョンピョが韓国軍人チョヌ、『ヒットマン エージェント:ジュン』のイ・イギョンが北朝鮮兵士ヨンホを演じ、『パイプライン』のウム・ムンソク、『人生は、美しい』のパク・セワン、『野球少女』のクァク・ドンヨンが共演。作家・演出家・俳優の松尾スズキさんが日本語字幕監修を手がけた。

 

©2022 HOME CHOICE CORPORATION,SIDUS CORPORATION,TPS COMPANY ALL RIGHTS RESERVED

 

映画『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』は、12月29日(金)より全国の劇場で公開。関西では、12月29日(金)より大阪・難波のなんばパークスシネマや神戸・三宮のkino cinema 神戸国際、2024年1月5日(金)より京都・烏丸御池のアップリンク京都で公開。また、京都・出町柳の出町座でも近日公開。

風に舞う一枚の宝くじが、まるで意思を持っているかのようにひらひらと舞い、遠く旅をして、やがてある人物の元へとたどり着く。この出だしから、引き込まれてしまう面白さだ。

 

南北をテーマにした作品あるあるだが、北朝鮮の兵士が韓国や欧米の文化を勘違いして知ったかぶりしていたり、逆に熱烈なK-POPのファンでやたらと詳しかったり、というコミカルな描写が可笑しい。そして、大笑いして観ているのに、ふと気づくとツーッと涙が流れてしまう。最初はいがみ合っていた南北の兵士たちが、共通の目的のために力を合わせ、心を通わせ、やがて友情や恋愛までもが生まれていく。お互いになんの違いもない同じ人間なのだから、当たり前でしょう?という声が聞こえてくるようだ。現実もこうだったらどんなに良いだろう、どうしてこんな風にいかないのだろう、そんな切なさが、笑いの渦中で胸を締め付ける。超大物キャストや大規模予算のカテゴリには分類されない作品だが、むしろそれでいてこれほどの見ごたえなのは、物語の中身で勝負している証拠だ。

 

原題は「6/45」。45個の数字から6個を選ぶロトくじのこと。これを『宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました』という邦題にした英断が見事だ。ゆるいギャグが連発されるノンストップな爆笑コメディである本作のイメージそのままで、この響きを楽しそうだと感じた方は、その直感を信じて欲しい。映画の年末の見納めや新年の一本目に、安心して観られる内容であることを約束できる、ずっと大笑いして、そして最後はちょっと泣ける、お勧めの上質コメディだ。

fromNZ2.0@エヌゼット

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts