押切蓮介さんによるトラウマ漫画を実写映画化!『ミスミソウ』いよいよ公開!
(C)押切蓮介/双葉社 (C)2017「ミスミソウ」製作委員会
押切蓮介のマンガを映画化した愛憎サスペンス『ミスミソウ』が4月7日(土)より公開される。
本作は、『ハイスコアガール』等で知られる人気漫画家の押切蓮介さんの代表作であり、映像化不可能と言われた伝説の作品『ミスミソウ 完全版』が原作。ファンの間でもトラウマとなる作品でもある。また、押切蓮介さんの作品としては初の実写化作品。
映画『ミスミソウ』は、押切蓮介の人気サスペンスコミックを内藤瑛亮監督のメガホンにより実写映画化。東京から田舎の中学校に転校してきた野咲春花は、学校で「部外者」扱いされ、陰惨ないじめを受けることに。春花は唯一の味方であるクラスメイトの相場晄を心の支えに、なんとか耐えていたが、いじめはエスカレートしていくばかり。やがて事態は春花の家が激しい炎に包まれ、春花の家族が焼死するまでに発展。春花の心はついに崩壊し、壮絶な復讐が開始される…
映画『ミスミソウ』は、4月7日(土)から、大阪・梅田の梅田ブルク7、難波のなんばパークスシネマ、京都の T・ジョイ京都、神戸・三宮の神戸国際松竹で公開。
本作では、まさに救いようのない復讐劇が繰り広げられる。田舎の閉塞感は、ここまでも人間を狂わせてしまうのか。未来が見えない絶望の果てに狂気が芽生えるのか、あるいは、その人間が本来持っていた気質を覚醒させてしまったのか。
高校卒業まで田舎で育った自分としては、早く広い社会に出たい願望があった。だから、主人公に共感してしまう箇所はある。復讐を敢行していくなかで快感を感じないわけではない。復讐を終えた後に鳴り響くタテタカコさんによる主題歌「道程」に美しさを感じた。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!