名門男子校マーチングバンド部の再起をかけて奮闘する高校生達の実話を描いた『進行曲 マーチングボーイズ』がいよいよ劇場公開!
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台湾屈指の進学校を舞台に、医学部進学のプレッシャーを抱える学生が、マーチングバンド部の再起に向け仲間と奮闘する『進行曲 マーチングボーイズ』が10月23日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『進行曲 マーチングボーイズ』は、1990年代の台湾を舞台に、マーチングバンド部の活動に青春をかける男子高校生たちの姿を、実話をもとに描いた青春ドラマ。1990年代の台北、台湾屈指の進学校である建国高校に通うジャン・ハオは、ひとり息子の医学部進学を望む父親の期待を背負い、プレッシャーを抱えながら高校生活を送っていた。そんなある日、彼はマーチングバンド部の活動に興味を持ち、父親に内緒で入部する。天才肌だが自由気ままな問題児のリウ・ジーチュワンや、責任感の強い優等生の部長タイチェンらと共に、部活動に励むジャン・ハオだったが…
本作の監督は、映画『角頭 彷徨人』やテレビドラマ「We Best Love 永遠の1位/2位の反撃」などで知られるジャン・ルイジー。若手俳優ムー・センが主人公ジャン・ハオを好演し、台湾のアカデミー賞といわれる台湾金馬奨で新人俳優賞にノミネートされた。『セデック・バレ』のマー・ジーシアンが共演している。

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映画『進行曲 マーチングボーイズ』は、10月23日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や京都・烏丸御池のアップリンク京都や兵庫・神戸のシネ・リーブル神戸で公開。
台湾からアツくて青いド直球の青春部活映画が到着!
台湾屈指の名門進学校が舞台。主人公は親の期待を背負い医学部進学を目指すジャン・ハオ。天才肌の問題児、同級生のリウ・ジーチュワンとは生き方も考え方も真逆。少しの打算と責任感の強い熱血部長タイチェンが率いるマーチングバンド部に入部した2人が、衝突しながら成長していく超王道青春映画。書いているだけでもワクワクしてくる本作を嫌いな人がいるわけがない。
ジャン・ハオは、親から、将来のために勉強をしろ、部活や音楽は無駄で役に立たない、と言われてきた。そんな家庭の方針を守って進学校に入学したわけだが、親にも学校にも偽ってマーチングバンド部に入部することを決める。リウ・ジーチュワンは親が海外出張に出ており、孤独を抱えていた。彼のドラムの腕はピカイチだが、周囲との距離も感じていたのだろう。高校ではサックスを志望し、手慣れた手つきで「歓喜の歌」を演奏する。だが、部長のタイチェンは高圧的で少し嫌味な言い方をしてしまう。全ては、伝統あるマーチングバンド部のためであるし、一糸乱れぬパフォーマンスを作り上げるためなのだが、部員からは煙たがられている。入部したばかりの1年生と彼等をまとめる上級生との間で意思の統一ができておらず、大会では呆気なく敗退してしまう。文字通り散々な結果に終わってしまったが、再び動き出し、徐々に勝利に向けて団結力を増していく。されど、対立して喧嘩もするし、親に隠れて部活に勤しむし、余計な揉め事から事ある毎にワルがつきまとう中で、ひたすら練習に明け暮れる。部活に所属していた者にとって経験した青春の風景であり、戻ることが出来ない光景は非常に眩しい。
大人になってしまったんだな、と自らを省みたのは、ジャン・ハオと父親の確執を見た時だ。あの頃なら、ひたすらにジャン・ハオを応援するだけだっただろう。だが、父親が言いたいことも理解できる。大人になってからの後悔や心残りがある父親だからこそ出てくる気持ちであり、自らの子供にはそんな思いをさせまい、と厳しい言葉を投げかけてしまうのだろう。しかし、学生時代は1度きりだ。後悔することになったとしても、今この瞬間に熱中できるモノに出会ってしまったなら、突き進むしかない。真面目なジャン・ハオが親の保護者の同意書を勝手に提出してしまう程マーチングバンドに熱中しているのだから仕方ない。お金になるかどうか、ではないのが部活であり、その源泉には父親が楽しそうに演奏していたトランペットの音色があり、目指してしまう道なのだ。
胸が熱くなるシーンがオンパレード状態である本作。個人的なベストアクトは、学校内での演奏シーン。『レ・ミゼラブル』に引けを取らない程のアツいシーンだ。部長が背中を押し、沢山の先輩に支えられながら演奏するシーンは地の底から湧き上がる熱が最高潮に高まり、震え上がってしまった。『スイングガールズ』や『ウォーターボーイズ』に通ずる作品のテイストがあり、あらゆる手段を以て部活動に注いでいる姿は、『アイシールド21』とも共通するストーリー性を感じさせた。マーチングバンドにかける熱い思いは、作中にも溢れている『スラムダンク』を彷彿とさせる。台湾青春映画にハズレなし!!圧巻のパフォーマンスを劇場で目に焼き付けてほしい。
fromブライトマン
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

















