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観る者の現実感覚そのものを侵食していく新感覚ホラー『バックルームズ』がいよいよ劇場公開!

2026年9月1日

©2026 Backrooms Rights LLC, PC Films, LLC. All Rights Reserved.

 

“現実の裏側”の世界で不可思議な体験をする人々を描く『バックルームズ』が9月4日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『バックルームズ』は、インターネット発の都市伝説”バックルームズ”をモチーフに、ある日突然“現実世界の裏側”へ迷い込んでしまった男の恐怖を描き、世界各地で社会現象を巻き起こした不条理スリラー。家具店の店主クラークは、店内に“あるはずのない隙間”を発見する。その先には壁の裏側へと抜け落ちるように続く、全面が黄色い壁紙の異様な空間が広がっていた。奇妙なバランスで積み上げられた無数の家具に、果てしなく続く迷路のような黄色い部屋。どこからともなく断片的なアナウンスが聞こえてくるが、呼びかけても応答はない。クラークはセラピストのメアリーにこの異様な空間について説明したものの信じてもらえず、その存在を証明するべく、記録用のビデオカメラを手に再び足を踏み入れるが…

 

本作では、16歳の時に発表したYouTube短編動画「The Backrooms (Found Footage)」で注目を集めた映像クリエイターのケイン・パーソンズが、同短編をもとに映画化を企画、19歳で撮影を行い、全米・世界興収ランキングでそれぞれ公開初週1位の映画を生んだ史上最年少の監督となった。『それでも夜は明ける』のキウェテル・イジョフォーが主演を務め、『センチメンタル・バリュー』のレナーテ・レインスベ、『スキャンダル』のマーク・デュプラス、ドラマ「ナイト・オブ・ザ・セブン・キングダムズ」のフィン・ベネットが共演。110分の本編終了後に16分のスペシャル映像を追加した「Everything Must Go Edition」も制作され、日本では同バージョンにて劇場公開される。

 

©2026 Backrooms Rights LLC, PC Films, LLC. All Rights Reserved.

 

映画『バックルームズ』は、8月28日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田大阪ステーションシティシネマT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんばなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

廊下やロビー、無人のショッピングモールといった”本来は人がいる・通過するはずの場所”に誰もいないことで、不気味さや郷愁を呼び起こすインターネット発の美学であり空間概念である、リミナルスペース。本作で取り上げられる”バックルームズ”は、そもそも2019年5月に匿名掲示板に投稿された1枚の画像から広まったインターネット上の怪談。黄色がかった壁紙と蛍光灯が並ぶ誰もいない部屋に”現実から間違って抜け落ちると、果てしなく続くバックルームズへ到達する、という設定が加わり、不自然なほどに無人であり、どこか見覚えのある”リミナルスペース”の代表例として知られるようになった。なお、元になった写真の出所は後に特定されたようだ。そして、そこに独自の物語を与えたのが本作を手掛けたケイン・パーソンズ監督だ。2022年1月7日に約9分の短編『The Backrooms (Found Footage)』として公開された。

 

そこから、今回の長編映画へと至っていることは実に興味深い。実在する建物で撮影しておらず、3DCGで作り上げており、あえて低画質のビデオテープで撮影されたような映像へ仕上げている。個人制作の短編から始まり趣向を凝らした映像を以てシリーズ化され、映画化にまで至っているのだ。長編化するにあたり、短編ならではの良さをキープしながらも物語化しながらも不可解な出来事であり続けている。不可解な出来事が次第に恐怖へとつながっていく有様は驚かされつつも、その真相は一体何だったのか、はまさに観客それぞれに委ねられているようにも感じられる。だからこそ、鑑賞後の考察は大いに盛り上がっていくことだろう。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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