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『ヌーヴェルヴァーグ』の公開に合わせ、『勝手にしやがれ(4Kレストア版)』『気狂いピエロ(2Kレストア版)』がリバイバル上映!

2026年7月21日

©1960 STUDIOCANAL – Société Nouvelle de Cinématographie – ALL RIGHTS RESERVED.

 

リチャード・リンクレイター監督作『ヌーヴェルヴァーグ』の公開に合わせ、ジャン=リュック・ゴダールが監督を務めた『勝手にしやがれ(4Kレストア版)』が7月24日(金)より、『気狂いピエロ(2Kレストア版)』が7月31日(金)よりリバイバル上映される。

 

映画『勝手にしやがれ(4Kレストア版)』は、ジャン=リュック・ゴダールの初長編監督作。即興演出や手持ちカメラでの街頭撮影など、当時の劇場映画の概念を打ち破る技法で製作され、後の映画界に大きな影響を与えた、ヌーベルバーグの記念碑的作品。原案はフランソワ・トリュフォー、テクニカルアドバイザーとしてクロード・シャブロルも参加している。警官を殺してパリに逃げてきた自動車泥棒のミシェルは、新聞売りのアメリカ留学生パトリシアとの自由な関係を楽しんでいた。パトリシアはミシェルの愛を確かめるために、彼の居場所を警察に伝え、そのことをミシェルにも教えるが…
2016年にデジタルリマスター&寺尾次郎氏による新訳版が公開。2022年には、公開60周年を記念してつくられた4Kレストア版で公開されている。

 

映画『気狂いピエロ(2Kレストア版)』は、ジャン=リュック・ゴダールが1965年に発表し、ヌーベルバーグの金字塔的作品として語り継がれる代表作。”ピエロ”と呼ばれるフェルディナンは、退屈な結婚生活から抜け出したいという衝動に駆られ、偶然再会した昔の恋人マリアンヌと一夜を過ごす。翌朝、見知らぬ男の死体を見つけた2人は逃避行を始めるが、やがてマリアンヌはフェルディナンに嫌気がさし、ギャングと通じてフェルディナンを裏切る。
2016年にデジタルリマスター&寺尾次郎氏による新訳版が公開。2022年に2Kレストア版で公開されている。

 

©1965 STUDIOCANAL / SOCIETE NOUVELLE DE CINEMATOGRAPHIE / DINO DE LAURENTIS CINEMATOGRAPHICA, S.P.A. (ROME). ALL RIGHTS

 

映画『勝手にしやがれ(4Kレストア版)』は7月24日(金)より、映画『気狂いピエロ(2Kレストア版)』は7月31日(金)より公開。関西では、兵庫・神戸のシネ・リーブル神戸で7月24日(金)より『勝手にしやがれ(4Kレストア版)』、7月31日(金)より『気狂いピエロ(2Kレストア版)』、京都・烏丸の京都シネマで7月31日(金)より『勝手にしやがれ(4Kレストア版)』、8月1日(土)より『気狂いピエロ(2Kレストア版)』が公開。

リマスター版やレストア版、イベント上映も含め、劇場でもコンスタントに上映されてきた『勝手にしやがれ』や『気狂いピエロ』。今回は、リチャード・リンクレイター監督作『ヌーヴェルヴァーグ』の公開に合わせての上映だ。『ヌーヴェルヴァーグ』は、フランスにおけるヌーヴェルヴァーグの時代に活躍した錚々たる顔ぶれが一気に登場する伝記映画であり、ジャン=リュック・ゴダールがどのようにして『勝手にしやがれ』を作り上げたのか、を描いていくメイキング映画でもある。映画『ヌーヴェルヴァーグ』を観ながら、こんな風にしてあのシーンが撮られていたのか、と驚くこともあり、興味深い作品であった。そんな作品を観た後に『勝手にしやがれ』を『気狂いピエロ』を観ると、とても解像度が上がったような気分で鑑賞できる。10年前にデジタルリマスター版で観た際には、ゴダールならではの散文詩的なトーンが強かったような印象が大きかったが、今回久しぶりに鑑賞してみると、こんなにも見やすい作品だと気づかされたことに驚くばかり。ストーリーは驚くほどにシンプルでありながら、時折時間が止まったかのようなオシャレなシーンが盛り込まれていることに改めて気づき、これぞ、当時においては”新しい波”であったんだな、と実感させられた。なお、来月には、特集上映「エッセンシャル・ヌーヴェルヴァーグ」が開催され、さらにゴダール作品を劇場で鑑賞できるので、映画『ヌーヴェルヴァーグ』によって、ヌーヴェルヴァーグに興味を持った方は、ぜひ今月から大いに楽しんでみてはいかがでしょうか。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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