Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

Now Loading...

関西の映画シーンを伝えるサイト
キネ坊主

  • facebook

ヴィヴァルディが才能を見出した孤児の少女の成長を描く『ヴィヴァルディと私』がいよいよ劇場公開!

2026年5月18日

©2025 INDIGO FILM, WARNER BROS. ENTERTAINMENT ITALIA, MOANA FILMS

 

18世紀のヴェネチアを舞台に、音楽家ヴィヴァルディの下、ヴァイオリンの才能を開花させる少女の成長を描く『ヴィヴァルディと私』が5月22日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ヴィヴァルディと私』は、18世紀初頭、作曲家ヴィヴァルディがベネチアのピエタ院にバイオリン教師として赴任した実話を題材に、彼の指導のもと才能を開花させていく孤独な少女の成長と、己の才能が評価されることを渇望するヴィヴァルディの内なる野望を描いたドラマ。1716年、ベネチアのピエタ院。母の姿も愛情も知らないまま育ったチェチリアは、毎晩こっそりベッドから抜け出しては宛名のない母への手紙をつづっていた。ピエタ院から出て外の世界で暮らすには、母が迎えに来るか、貴族と結婚するしかない。そんな中、ピエタ院にバイオリン教師として赴任したアントニオ・ヴィヴァルディは、チェチリアの卓越したバイオリン技術を見いだし、第一バイオリンのリーダーに任命する。チェチリアはヴィヴァルディのもとで厳しい練習に耐えながらバイオリンの腕を磨き、いつしか2人は心を通わせるようになる。しかし、ピエタ院がチェチリアの結婚相手に定めた将校が戦争から戻り、やがて事件が起こる。

 

本作では、イタリアのテレビドラマ「アート・オブ・ジョイ」で注目されたテクラ・インソリアがチェチリア、『眠れる美女』のミケーレ・リオンディーノがヴィヴァルディを演じた。監督・脚本を手がけたのはイタリアを代表するオペラ演出家で、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの開・閉会式でクリエイティブディレクターを務めたダミアーノ・ミキエレット。

 

©2025 INDIGO FILM, WARNER BROS. ENTERTAINMENT ITALIA, MOANA FILMS

 

映画『ヴィヴァルディと私』は、5月22日(金)より全国の劇場で公開。関西では、5月29日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田や京都・烏丸の京都シネマや兵庫・神戸のシネ・リーブル神戸で公開。

チェチリアは、ヴェネチアのピエタ養育院で孤独に生きる少女。自分が何者なのか、何故親は自分を手放したのか、を日々考え、届く当てのない文章を夜な夜な五線譜に綴る。養育院では音楽の才能があるとみなされた少女に対して、徹底的な音楽教育がなされ、「合奏・合唱の娘たち」として育てられた。チェチリアが「合奏・合唱の娘たち」で活躍している頃、ピエタ養育院のヴェネチア内での評判が少し落ちてくる。これでは貴族からの寄付が減ってしまうと心配した結果、過去に司祭を務めていたアントニオ・ヴィヴァルディを呼び戻す。名声を欲していたヴィヴァルディの尽力もあり、ピエタ養育院の「合奏・合唱の娘たち」はメキメキと成長していく。 特にチェチリアは才能を開花させ、養育院を出るために結婚するつもりだった心が解放されていった。チェチリアは来る日も来る日も厳しく指導を受けながら、孤独に育つ。音楽は好きだが、それを続けることは許されない。彼女達は貴族に選ばれ結婚し、その後は音楽を手放さなければならないという約束がある。

 

そんな彼女の心を解き放つのはヴィヴァルディの静かな情熱が詰まった音楽。彼と出会い、師事する中で演奏への情熱がスパークしたチェチリアは養育院を出ることよりも、音楽を続けることを選ぶ。 チェチリアは音楽が自由を謳歌できる方法だと気づいたのだろう。しかし、想像はより自由を押し広げていき、音楽だけでは満足できなくなる。彼女を襲う悲劇の先で目にした光景はどれほどきらめいて見えただろうか。ヴィヴァルディは自分の名声を轟かせるために熱を持って彼女達の指導にあたる。チェチリアという才能を目の前にした時、より一層の情熱を帯びる。しかし、師弟関係にありがちな、厳しい特訓というわけでもなく、寄り添うように指導をしているさまは他の師弟音楽映画にはあまり見られない光景のように思う。現代的解釈なのかもしれないが。圧倒的なサウンドは監督が元々オペラ演出家だからなのだろうか。 映画館の大音量で浴びてほしい映画である。

fromブライトマン

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

Popular Posts