無軌道な殺人に手を染めていく“名前のない怪物”を描いたサイコ・バイオレンス!『名無し』がいよいよ劇場公開!
©佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ ©2026 映画「名無し」製作委員会
不可解な方法で殺人が行われた事件の容疑者となった男とその周囲の人々の姿を通して人間の闇に迫る『名無し』が5月22日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『名無し』…
昼下がりのファミレスで、残忍な殺人事件が発生する。防犯カメラには、犯人と思われる坊主頭の中年男が映っていたが、男の手には凶器のようなものはない。男が近づき、軽く接触するだけで人が血を吹き出して倒れていくという異様な光景が記録されていた。捜査を進める警察は、坊主頭の男が11年前に万引きの疑いで調書を取られた”山田太郎”と同一人物であることを突き止める。山田の自宅住所に急行した捜査員が目にしたものは、腐敗した女性の遺体だった。
本作は、俳優だけでなく、脚本家、映画監督としても活躍する佐藤二朗さんが、初めて漫画原作を手がけたサイコバイオレンス「名無し」を、佐藤さんの主演・脚本、『悪い夏』の城定秀夫さんのメガホンで映画化。主人公である連続殺人犯の山田役を佐藤さんが演じ、身寄りも名前もなかった少年期の”山田”の名付け親となる巡査の照夫役を丸山隆平さん、山田と同じ児童養護施設で育ち共に暮らしていた山田花子役をMEGUMIさん、そして山田を止めるべく奔走する刑事の国枝役を佐々木蔵之介さんがそれぞれ演じる。

©佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ ©2026 映画「名無し」製作委員会
映画『名無し』は、5月22日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や心斎橋のkino cinema 心斎橋、京都・二条のTOHOシネマズ二条や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。
今年、第49回日本アカデミー賞で、『爆弾』で遂に最優秀助演男優賞を受賞した佐藤二朗さん。実は、俳優だけでなく、脚本家、映画監督としても活躍している。本作では、初めて漫画原作を手がけ、佐藤さんが主演・脚本を担い、城定秀夫さんが監督するなら、おもしろくないはずがない。今作で佐藤さんが演じるのは、周囲の人間には見えることがない凶器によって無差別殺人を行う中年男性。ほぼほぼ意図した相手を殺しておらず、目の前にいる人間に向かって攻撃しているようにしか見えず、もし実在し目の前にいたら絶望し、ひたすら逃げ回るしかないだろう。では、彼はこのような殺人をするに至ったのか、本作では描いていく。そこで、劇中では、彼の過去と現在を交互しながら描いていくのだ。そこで、彼がどのような人生を歩んできたのか、その一片を垣間見ることが出来る。彼がその特殊な能力を備えていることに気づき、どのような経験をしてきたのか、を自然と気づかされるだろう。その歪な能力を持ったことで歯痒くならざるを得ず、彼の苦しみに共感を覚えようとした者もいないこともないのではないか。だが、彼が最終的に行ったことは、殺人である。決して許されないことだ。今作では、最終的にどのような顛末を迎えることになるのか、壮絶過ぎて絶句してしまう。それにしても、佐藤二朗さんの怪演ぶりには凄まじかった。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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