大阪市で映画を観るなら重宝する「大阪スケジュール」2017年1月号特集は「ニューイヤー・シネマ・パラダイス」
大阪市内限定で配布されているフリーペーパーとして「大阪スケジュール」がある。先日配布が開始された2017年1月号の特集は「ニューイヤー・シネマ・パラダイス」として大阪市内のミニシアターが紹介されている。
「大阪スケジュール」は、思い立ったらスグ行けるイベント&街遊び情報紙として大阪市内限定で書店や図書館、区民センター、文化施設、映画館、シアター、商業施設、カフェ、ホテルなどに無料配布されている。紙面には映画やお笑い、舞台、イベント等が掲載され、大阪市内で遊ぶための情報がぎっしりと掲載されている。特に、映画情報ページには、発行月にシネコンで上映が開始するほぼ全ての作品と上映館についての情報、ミニシアター別に上映作品の上映作品の情報が掲載されている。
先日より配布が開始された2017年1月号の特集は「ニューイヤー・シネマ・パラダイス」と題して大阪市内のミニシアター7館の新春映画が特集され、作品の紹介と共に各館の支配人のコメントが掲載されている。
シネ・ヌーヴォからは黒木和雄映画祭、シネマート心斎橋からは音楽関連映画、テアトル梅田からは「この世界の片隅に」の大ヒットについて、シネ・リーブル梅田からは「未体験ゾーンの映画たち2017」について、プラネット・プラスワンからは「ピアノ演奏つきサイレント映画」について、第七藝術劇場からは「台湾新電影時代」、シアターセブンからは「その街のこども 劇場版」の上映について、それぞれ掲載されている。なお、最終ページには、本特集の取材裏話も掲載され、取材時のエピソードやスタッフの努力があらわれている。
「大阪スケジュール」は毎月下旬に翌月の大阪市内の街遊び情報が掲載され配布されている。市内の設置スポットを見かけた際にはぜひ手に取り映画鑑賞の計画づくりの参考にしてみてはどうだろうか。
私自身、日々映画館等でも細かく情報を入手することを心掛けている。作品に関するチラシや各映画館のスケジュールは欠かさずに手に取り、日々の鑑賞計画の作成に役立てている。そんな中でも大阪スケジュールは重宝している。ミニシアターなら各館オリジナルのスケジュールが作成されているが、シネコンでは作られていないところが多い。大阪スケジュールではシネコンを中心に上映されている作品とその上映館の情報がギッシリと掲載されている。この映画欄のおかげで上映予定を知らなかった作品に出会えることができ、そこから映画を鑑賞して新発見することもある。(あくまで大阪市内限定ではあるので、大阪市内では公開されない作品を見逃してしまう可能性があることは十分にある。)作品と上映館を知ることができれば、あとはその映画館のホームページで上映スケジュールを確認し鑑賞計画を立てればよい。まさに映画との橋渡しとして大阪スケジュールが存在している。そんな大阪スケジュールの巻頭特集として、今回の特集が掲載されたので、今回、記事として取り上げた。今後も映画情報が充実した大阪スケジュールに期待している。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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