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アイドルグループのセンターが“恋愛禁止”のルールを破ったことにより、法廷で厳しく追及される『恋愛裁判』がいよいよ劇場公開!

2026年1月20日

©2025「恋愛裁判」製作委員会

 

実際の裁判に着想を得て、恋愛禁止ルールを破った女性アイドルの裁判を通して、華やかな芸能界の裏側を描く『恋愛裁判』が1月23日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『恋愛裁判』は、『淵に立つ』『LOVE LIFE』の深田晃司監督が、アイドルの恋愛禁止ルールを題材に描いたオリジナル作品。恋愛禁止ルールを破ったとして裁判にかけられる女性アイドルの姿を通して、日本で独自に発展したアイドル文化と、その中で暗黙の了解とされてきた”アイドルの恋愛禁止”問題について切り込んだ社会派ドラマ。深田監督が”元アイドルの女性に賠償命令”という新聞記事に着想を得て、構想から10年をかけて完成させた作品で、主演を日向坂46の元メンバーである齊藤京子さんが務めた。人気上昇中のアイドルグループであるハッピー☆ファンファーレでセンターを務める人気メンバーの山岡真衣は、中学時代の同級生である間山敬と偶然再会し、意気投合して恋に落ちる。アイドルとしての立場と恋愛との間で葛藤していた真衣だったが、ある事件をきっかけに衝動的に敬のもとへ駆け寄る。それから8ヶ月後、真衣は所属事務所から”恋愛禁止条項”の契約違反として裁判所に召喚されることになる。裁判では、事務所社長の吉田光一やチーフマネージャーの矢吹早耶らが真衣を追及するが…

 

本作では、元アイドルである齊藤さんが、その経験を生かして真衣の葛藤や成長を繊細に演じた。真衣と恋に落ちる間山敬役にドラマ「SHOGUN 将軍」の倉悠貴さん、所属事務所チーフマネージャーの矢吹早耶役に「極悪女王」の唐田えりか、事務所社長の吉田光一役に人気声優であり俳優としても映画やドラマで活躍する津田健次郎さん。2025年の第78回カンヌ国際映画祭でカンヌ・プレミア部門に正式出品された。

 

©2025「恋愛裁判」製作委員会

 

映画『恋愛裁判』は、1月23日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

前作『LOVE LIFE』の公開前、深田晃司監督にインタビューした際、次作はアイドルについて撮る、と伺っていた。前作までのフィルモグラフィから察してみると、アイドルグループの1人が不慮の事故に遭ってしまい、他のメンバーがどのように対峙していくか、といったストーリーテリングになるかな、と想像したことがある。だが、本作をニュースリリース第一報で知った際、”アイドルの恋愛禁止”問題を題材にするのかぁ、と驚きながらも、改めて深田監督らしい着眼点だな、と思わずにはいられない。日本の映画業界に起こっている問題に対しての活動に取り組んでいる深田監督なら、決して見過ごすことが出来ない問題だと納得できる。しかも、配給会社が東宝であることにも驚かされた。どちらかといえば、ミニシアター向けの作品を手掛けてきたことが多かった深田監督が東宝配給作品を手掛けることは意外であり、喜怒哀楽が詰め込まれたどのようなエンターテインメント作品になるのか気が気でなかったのが本音だ。だが、この心配は不要だった。エンターテインメント作品として成立させながら、観客に様々な問題について考えさせる作品になっている。現代のアイドルを扱った映画でありながら、”アイドル映画”ではないのだ。アイドル、アイドルを支えている事務所・会社、そしてファン等に対して真摯に向き合いながら、アイドル業界の構造が抱えている問題に対して一石を投じた作品である。故に、本作に登場する人物達に優劣をつけず、フェアに描いているのが印象的な作品に仕上がっていた。なお、アイドルに興味がないから観なくてもいい、と思ってしまうのは早とちりだ。様々な業界で働いている方々の人権を問う作品でもある。観る方の視点次第で、感情を震わせるシーンがいくつもある作品だ。この”アイドルの恋愛禁止”問題を劇場でしっかりと観届けてみてはいかがでしょうか。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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