天才ピアニストとして活躍する学生と、彼が通う音大で運命的に出会った同級生のラブストーリー『シークレット・メロディ』がいよいよ劇場公開!

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留学先でスランプに陥り、帰国したピアニストが、編入した音楽大学の練習室でひとりの女子学生と出会い、互いに惹かれあう姿を描く『シークレット・メロディ』が10月3日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『シークレット・メロディ』…
幼い頃から天才ピアニストとして活躍してきたユジュンはドイツで将来を嘱望されていたが、コンクールで原因不明の発作を起こし、静養のため韓国に帰国する。音楽大学に編入した彼はある日、練習室から聞こえてきた美しいピアノの旋律に導かれ、そのピアノを弾いていたジョンアと運命的な出会いを果たす。ふたりはすぐにひかれあい、お互いにとってかけがえのない存在となるが、ある事情からすれ違いが続いてしまう。そんな中、ユジュンは1本の電話をきっかけにジョンアがいる場所へと走り出し、ジョンアもまたユジュンのもとへと向かう。
本作では、人気K-POPグループであるEXOのメンバーで俳優としても活躍するD.O.(ディオ)ことド・ギョンスと、『ハッピーニューイヤー』等のウォン・ジナが共演。2007年に台湾で大ヒットを記録した青春映画『言えない秘密』を原案に、現代的な解釈を加え新たな結末で描き出す。共演は『ザ・グローリー 輝かしき復讐』のシン・イェウン、『藁にもすがる獣たち』のペ・ソンウ、『チャンシルさんには福が多いね』のカン・マルグム。『君だけが知らない』のソ・ユミン監督がメガホンをとった。
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映画『シークレット・メロディ』は、10月3日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮の kino cinema 神戸国際等で公開。

台湾のジェイ・チョウが監督のみならず主演・脚本・音楽も手掛けた『言えない秘密』は、昨年に同じタイトルで日本版が公開されている。そして、いよいよ今回は韓国版での公開だ。3度目の製作となるからには、2020年代ならではの現代的な解釈も加えられているのも印象的だ。どの国においても、主人公となるピアニストにはアーティストがキャスティングされており、抜群の演奏力が込められた演技が披露されている。今回は、EXOのD.O.ことド・ギョンスが演じており、『スウィング・キッズ』に続いてセンスはピカイチだ。また、ヒロインとなるピアニストについても愛らしいキャスティングが成されてきたが、本作においても揺るがない。とはいえ、3度目の製作となり、劇中で起こる不思議な出来事の数々に込められた真相は知れ渡っているだろうか。いや、多少なりとも趣向を凝らした演出も施されており、もしかしたら…と思う方もいるかもしれない。そういった考え方を巡らせながらも、本作では新たな結末を描いていく。こんな結末を観てみたかった、と思っていた方もいるのではないだろうか。切なくもハートウォーミングな物語になっていることだけはお伝えしておきたい。どうぞ楽しみにして劇場に駆けつけてみてはいかがでしょうか。

- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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