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他人の目を気にせず自由奔放に生きる女性と、ゲイであることを隠して生きる男性の物語『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』がいよいよ劇場公開!

2025年6月10日

©2024 PLUS M ENTERTAINMENT AND SHOWBOX CORP. ALL RIGHTS RESERVED.

 

自由奔放に生きる女性と、ゲイを隠している男性が、自分らしい生き方見つけていく『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』が6月13日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』は、“普通”であることになじめない男女が支えあい、生きていく姿を描いたドラマ。周囲から非難されることも多いが、気高く自由奔放でエネルギッシュなジェヒと、ゲイであることを隠して生きる、繊細で寡黙なフンス。ある時、クラスメイトによってフンスの秘密が暴かれそうになったとき、手を差し伸べたのがジェヒだった。全く正反対の2人は、互いの違いを認め合い、ルームシェアをしながらかけがえのない学生生活を送っていく。世間のルールに縛られず、恋愛や夜遊びなども全力で楽しみながら生きるジェヒに刺激され、閉じこもっていたフンスも徐々に外の世界へと踏み出していく。そんな2人の関係は、大学を卒業してそれぞれの道に進んでも、変わらないはずだった。しかし、社会に出た2人に大きな転機が訪れ、思いがけないかたちで友情が試されることになる。

 

本作では、映画『破墓 パミョ』やドラマ「トッケビ 君がくれた愛しい日々」で人気のキム・ゴウンと、ドラマ「Pachinko パチンコ」で注目された新鋭俳優ノ・サンヒョンが共演。国際ブッカー賞やダブリン文学賞といった国際的な文学賞にもノミネートされた、韓国の作家パク・サンヨンの連作小説「大都会の愛し方」に収録されている「ジェヒ」を原作に、『アメノナカノ青空』『女は冷たい嘘をつく』のイ・オニ監督がメガホンをとった。

 

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映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』は、6月13日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や難波のTOHOシネマズなんばなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

大学の中で、自由奔放に生きる女性とゲイを隠している男性が知り合い、ルームシェアをしていく中で2人が絆を深めていく本作。これまでの日本なら、大阪アジアン映画祭のような国際映画祭で上映され、好評となり、劇場ロードショー公開に至れば大成功、と云われるような作品である。そういった作品を日本の配給会社らが買い付け劇場公開されることは喜ばしい限り。韓国の女性映画監督による作品がシネコンを中心に広く公開されるようになってきたことはとても注目しておくべきポイントではないだろうか。

 

本作の中で中心となっていく女性ジェヒは、自由奔放に生きて周りを振り回しているように思われながらも、自身の生き方を成す根幹となるものはしっかりと構築しており、格好良さがある。そして、ゲイであることを隠している男性フンスは、周囲にいる学生には打ち明けられず社会の中で自身の居場所を探して彷徨っていた。そんな2人で出会ったのは偶然であるか、運命であるか。一見するとお互いの共通点が見いだせないかもしれない。だが、お互いの違いを認識し尊重し合うからこそ、ルームシェアをすることが出来るのではないだろうか。とはいえ、2人の間にひずみが生じてしまう可能性は無きにしも非ず。いくつもの困難が待ち受けていることだろう。されど、それらの出来事によって唯一無二の絆を深めていくことができるのだ。そんな2人の関係性が韓国の大都市ソウルの中にも存在している、と本作は高らかに宣言している。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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