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思いがけない出会いから始まる大学生のラブストーリー『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』がいよいよ劇場公開!

2025年4月14日

©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会

 

理想とはほど遠い、冴えない大学生活を送っていた青年が、一目惚れした女性と意気投合したことをきっかけに、喜びと悲しみを重ねていく『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』が4月25日(金)より全国の劇場で公開。そして、4月18日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田で先行公開される。

 

映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』…

大学生の小西徹は、思い描いていたキャンパスライフとはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。そんなある日、お団子頭の女子大生・桜田花の凛々しい姿に目を奪われた小西は、思い切って彼女に声をかける。いろいろな偶然も重なり、またたく間に意気投合する2人。会話が尽きないなか、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好きって思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が、小西の胸を刺す。その言葉は、小西が大好きだった、いまは亡き祖母の言葉と同じだった。桜田と出会えたことに喜ぶ小西だったが、そんな矢先にある出来事が2人を襲う。

 

本作では、お笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介さんが2020年に発表した恋愛小説「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」を、『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』の大九明子監督が映画化。主人公の小西徹を演じるのは、映画化もされたドラマ「美しい彼」シリーズなどで人気を集める萩原利久さん。ドラマ「不適切にもほどがある!」や映画『ナミビアの砂漠』などで若手実力派としてブレイクした河合優実さんが、ヒロインの桜田花に扮した。

 

©2025「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」製作委員会

 

映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』は、4月25日(金)より全国の劇場で公開。関西では、4月18日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田で先行公開。4月25日(金)より大阪・難波のTOHOシネマズなんば、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。

以前は、どちらかといえば主人公らにまとわりついてウザったいキャラクターを演じることが多かった萩原利久さんも、最近では素朴な青年の役を演じることが多くなり、役や演技の幅が広がってきた印象がある。本作においても、素朴な大学生でありながらも、冴えない日々を送っており、現実的にどこかに存在していそうなキャラクターの主人公だ。そんな彼が偶然にも出会うのは、河合優実さん演じるお団子頭の女子大生。河合さん自身は東京都出身だけれでも、こんなにも関西弁がハマるキャラクターを演じられるのか、と今更ながらに脱帽してしまう。そんな2人が出会って、愛おしい日々を送ることが出来得るセレンディピティが潜んでいるのか、関西大学というのは…ということはさておき、いつまでも何気ないことが幸せに感じられる日々が続かないわけで…なにがきっかけでそんなことに陥ったのか分からない中で、自己嫌悪に陥ってしまうことには、主人公に共感せざるを得ない。まさか、突然の事態に遭遇した裏側でそんなことが起きていたとは予想外だった。だけれども、その先に流されるスピッツの「初恋クレイジー」にこれ程までに胸を躍らされるとは…数々の愛おしいコメディ作品を手掛けてきた大九明子監督ならでは映画マジックにかけられたようだ。そんな魔法の心地良さで最後の最後まで観終えられた作品だった。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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