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北欧神話の夢魔が住み着いた呪われたアパートで夜通し悪夢にうなされる…『ナイトメア/夢魔の棲む家』がいよいよ劇場公開!

2024年5月21日

©2022 NORDISK FILM PRODUCTION AS

 

北欧神話の夢魔が住み着いた呪われたアパートに入居したカップルが、不眠に悩まされ、やがて夢と現実が曖昧になっていく『ナイトメア/夢魔の棲む家』が5月24日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ナイトメア/夢魔の棲む家』は、夢魔がすむ呪われたアパートで、終わりのない悪夢に悩まされる主人公の恐怖を描いたノルウェー製のホラー。カップルのモナとロビーは破格の値段で新居を手に入れるが、そこは北欧神話の夢魔「メア」のすみつく呪われたアパートだった。入居以来、モナは不眠に悩まされ、やがて得体の知れない魔物に襲われる悪夢にさいなまれる。夢と現実の境界が曖昧になっていくなか、モナの妊娠が発覚するが、彼女は自分のお腹にいる赤ん坊が悪魔の子ではないかと疑念を抱く。

 

本作では、主人公モナ役は、ヨアキム・トリアー監督の『テルマ』で第68回ベルリン国際映画祭シューティング・スター賞を受賞したエイリ・ハーボー。恋人ロビー役はNetflixシリーズ「ラグナロク」のヘルマン・トムロス。『アサイラム・バスターズ』『トンネル 9000メートルの闘い』といったノルウェー映画で脚本を手がけてきたシェルスティ・ヘレン・ラスムセンの長編初監督作品。

 

©2022 NORDISK FILM PRODUCTION AS

 

映画『ナイトメア/夢魔の棲む家』は、5月24日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や心斎橋のシネマート心斎橋、京都・烏丸御池のアップリンク京都で公開。また、神戸・新開地のCinema KOBEで近日公開予定。

心理的瑕疵物件、いわゆる”事故物件”を言い値でお得に購入できたカップル。引っ越しパーティーを開き、気軽に経緯を経緯を話してみると、来客らは退き気味。そんな反応は気にせず、カップルはリフォームに精を出していたが、古い壁紙を剝がしていくと不穏な刻み文字が…すでに只ならぬ空気に包まれていった。そして、主人公のモナは、悪夢レベルの夢遊病に蝕まれていく。最初は、不穏な空気感が漂い、悪夢であることに気づかされ、早く夢から醒めてくれ!と願ってしまう。だが、徐々に不穏さも嫌な方向に変化していく。気づけば、観ている側にとっても、夢なのか現実なのか分からないレベルにまで到達してしまう。睡眠に関する研究に勤しんでいる医師に相談したとしても、極限状態にまで至ってしまえば、最早助け出すことすら困難な状態になっていった。悪夢から抜け出せないでいる状態の時、現実では自身や周囲に対してどのような危害を与えているか分からないことが恐怖過ぎる。気づけば、『悪夢探偵』を観ているかのような気分になってしまった。近年、日本でも北欧ホラーがコンスタントに劇場公開されているが、今作も観る者に傷跡を残すかのような一作になっていくだろうか。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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