米軍兵士とアフガン人通訳の約束を描く『コヴェナント/約束の救出』がいよいよ劇場公開！

2024年2月20日

タリバンの兵器の隠し場所を探す米兵と、アフガニスタン人通訳者の絆を描く『コヴェナント/約束の救出』が２月２３日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『コヴェナント/約束の救出』は、アフガニスタン問題とアフガン人通訳についてのドキュメンタリーに着想を得て撮りあげた社会派ドラマ。２０１８年、アフガニスタン。タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いる米軍曹長ジョン・キンリーは、優秀なアフガン人通訳アーメッドを雇う。キンリーの部隊はタリバンの爆発物製造工場を突き止めるが、大量の兵を送り込まれキンリーとアーメッド以外は全滅してしまう。キンリーも瀕死の重傷を負ったもののアーメッドに救出され、アメリカで待つ家族のもとへ無事帰還を果たす。しかし自分を助けたためにアーメッドがタリバンに狙われていることを知ったキンリーは、彼を救うため再びアフガニスタンへ向かう。

本作は、『スナッチ』『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー監督が手掛け、主人公キンリーをジェイク・ギレンホール、通訳アーメッドを『エクソダス神と王』のダール・サリムが演じ、ドラマ「ザ・ボーイズ」のアントニー・スター、『トレインスポッティング』のジョニー・リー・ミラー、『リトル・ジョー』のエミリー・ビーチャムが共演した。

映画『コヴェナント/約束の救出』は、２月２３日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田や難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や七条のＴ・ジョイ京都、神戸・三宮の kino cinema 神戸国際等で公開。

御洒落なアクション映画やクライム作品等を中心に手掛けてきたガイ・リッチー監督が社会派ドラマを手掛けるとは予想外。とはいえ、監督自身は以前から撮りたかったようだが、コレ！と思える作品にはなかなか出会えなかったようで…ようやく見つけたのが、アフガニスタンにおける米兵と通訳者の絆に関する実話。タリバンの武器や爆弾がどこに隠されているか分からない危険なエリアでの通訳という仕事。決して、誰もがやりたがる仕事ではないだろう。タリバンからすれば敵視する相手である。リスクが大いにあり過ぎる仕事だ。だからこそ、最終的な報酬はアメリカで有効な特別ビザ発給である。現地の事情に精通し、訓練を受けている通訳者は米兵にとっては強力な武器だ。とはいえ、お互いに人間である。信頼関係を築けてこそ、現地での仕事が出来るはずだ。本作では、米軍曹長が、立場が上の者に対しても自身の意見や意志を貫き通す優秀なアフガン人通訳を雇ったことで展開していく。タリバンが潜んでいる現場を追いかけ追い込まれていくシーンからは常に緊張感が伝わってくる。タリバンから逃れても、名誉を汚され指名手配犯とされ、命の危険がずっと拭えない。そんな状況下においても、味方になる人間はしっかりと存在し、ここぞとばかりに見応えある展開を見せてくれる。現地で築いた様々な絆をしっかりと収めたことが伝わってくる一作だ。

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