『狂い咲きサンダーロード』オリジナルネガ・リマスター版 シネマート心斎橋で1週間限定完全復活上映 初日には石井監督らトークショーも
2016年12月13日
伝説の爆走映画『狂い咲きサンダーロード』の最高画質リマスター版完全復活上映がシネマート心斎橋で行われる。
『狂い咲きサンダーロード』は、『爆裂都市 BURST CITY』や『ELECTRIC DRAGON 80000V』、『蜜のあわれ』などの作品の映画監督である石井岳龍(石井聰亙)監督が、22歳の若さで卒業制作として発表した近未来バイオレンス映画。
作品は、暴走族“魔墓呂死”の特攻隊長・仁が、「市民に愛される暴走族」を目指す同輩や自分たちを取り込もうとする政治結社に反抗を試みた末、遂には右手を切断されてしまうことから始まる。しかし、どん底に堕ちてなお抗うことをやめない彼はバトルスーツに身を包み、幻の街サンダーロードで最後の決戦に挑む…
今回、本編撮影当時の16ミリフィルムのネガが再発見されたことから、修復作業のプロジェクトが始動。クラウドファンディングを活用し、フィルムの修復からブルーレイ化の作業にかかわる費用と、デジタル対応させて劇場上映する費用、さらに全国へ拡大上映する費用、合計600万円の資金協力を募った。結果として、670万円超が今回のプロジェクトに活用され、Blu-ray Disc化と映画館での上映となった。
関西では、シネマート心斎橋で、12月17日(土)よりレイトショー上映が開始される。公開初日には、石井岳龍監督とプロデューサー秋田光彦さんが来場しトークショーが行われる予定。
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