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現役オペラ歌手が歌い上げるミュージカル青春群像劇!『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』がいよいよ劇場公開!

2023年10月3日

©2022 More Than Musical.All Rights Reserved.

 

寒さの中で新年を迎えようとする若い4人の芸術家たちに芽生えた恋とすれ違いを描く『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』が10月6日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』は、プッチーニ作曲の傑作オペラ「ラ・ボエーム」をミュージカルとして映画化した青春群像劇。舞台を1830年代パリから現代のニューヨークに移し、さまざまな生きづらさを抱えながらも前を向いて懸命に生きる若き芸術家たちの恋と青春を、独創的な映像美で情感豊かに描き出す。パンデミックで閑散とした真冬のニューヨーク。画家のマルチェッロ、詩人のロドルフォら4人のアーティストが、屋根裏部屋で寒さに耐えながらその日暮らしの生活を送っている。大みそか、1人で部屋に残っていたロドルフォは、火を借りに来た隣人ミミと瞬く間に恋に落ちる。一方、マルチェッロは新年パーティで元恋人ムゼッタと偶然にも再会し、かつての愛を再燃させる。

 

本作では、気鋭のオペラ演出家レイン・レトマーが長編映画初メガホンをとり、キャストにはビジョー・チャン、シャン・ズウェン、ラリサ・マルティネス、ルイス・アレハンドロ・オロスコ、井上秀則ら、アジア系を中心とする現役オペラシンガーたちを起用した。

 

©2022 More Than Musical.All Rights Reserved.

 

映画『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』は、10月6日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条、兵庫・西宮のTOHOシネマズ西宮OSで公開。

プッチーニ作曲の四幕オペラ「ラ・ボエーム」。最もよく演奏されるイタリアオペラのひとつとして有名であり、過去に何度も映画化されてきた。ミュージカルの「レント」は、本作を現代の若者達に置き換えたブロードウェイミュージカルである。今作では、舞台を現代のニューヨークに移し、パンデミックの状況下という設定であり、コロナ禍の今だからこそ観ておきたい一作だ。登場人物の名前やストーリー展開は原作と同じであるが、本作で注目すべきは、アジア系を中心とする現役オペラシンガー達が演じていること。物語の中心となるロドルフォとミミを演じており、脇役には日本人もおり、時折日本語も聞こえてくるので、他のミュージカル作品にはない親近感を以て鑑賞できる。なお、基本的に全ての台詞がミュージカルになっており、感情の起伏が激しく、ストーリーは怒涛の展開で驚かされてしまう。96分の作品でここまで凝縮されたミュージカルに仕上げた手腕は凄まじかった。パンデミックの状況下において繰り広げられる激動の愛の物語を堪能してほしい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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