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余命宣告を受けたシングルファーザーが、自分が亡きあとに息子と一緒に暮らす“新しい家族”を探す『いつかの君にもわかること』がいよいよ関西の劇場でも公開!

2023年3月6日

© 2020 picomedia srl digital cube srl nowhere special limited rai cinema spa red wave films uk limited avanpost srl.

 

実話を基に余命数カ月の病を患うシングルファーザーが残された時間で息子の里親を探し、葛藤する日々を描く『いつかの君にもわかること』が3月10日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『いつかの君にもわかること』は、余命わずかなシングルファザーが息子の新しい家族探しに奔走する姿を描いたヒューマンドラマ。窓拭き清掃員として働きながら、4歳の息子を男手ひとつで育てる33歳のジョン。不治の病に冒され余命宣告を受けた彼は、養子縁組の手続きを行い、自分が亡き後に息子が一緒に暮らす“新しい親”を探し始める。理想的な家族を求めて何組もの候補と面会するが、息子の未来を左右する重大な決断を前に、ジョンは進むべき道を見失ってしまう。献身的なソーシャルワーカーとも出会い、息子にとって最良の選択をしようとするジョンだったが…

 

本作は、『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニが監督・脚本を手がけ、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』のジェームズ・ノートンが主演を務め、愛する息子のため過酷な運命に立ち向かう父親役を演じた。

 

© 2020 picomedia srl digital cube srl nowhere special limited rai cinema spa red wave films uk limited avanpost srl.

 

映画『いつかの君にもわかること』は、関西では2月24日(金)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や京都・烏丸御池のアップリンク京都や神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

余命が幾ばくも無いとないと知った時、我が子を誰かに託さねばならない状況になってしまったら…簡単に決められるものではない。世の中には養子を受け入れることに慣れた方も存在するが、肌感覚として合うとは限らないこともある。受け入れたい気持ちがあったとしても実態が追い付いていなかったり勘違いしている人もいるようだ。最終的に、この人なら…と思えるような人は、どこかで共感を覚えるような人だろうか。様々に考えさせられる本作のストーリー展開だ。

 

そして今作では、父と子の関係が繊細に描かれている。父が子を思う気持ちを繊細な情景描写で描くと共に、子が周りにいる大人の様子を窺っている姿も繊細だ。本当は無邪気に今を過ごしたいけども、ただならぬ気配を察して、おとなしくしている。父親も不器用ながらに最期の時間を我が子のために全うしようとしていく。この時間がかけがえのないものになっていくことが伝わってきた。改めて『いつかの君にもわかること』という邦題がもたらすものを心に留めておきたい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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