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1920年代のマルタ共和国を舞台に、出会ったその日に結婚を決めた男女と1人の男を軸にしたロマンス『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』がいよいよ劇場公開!

2022年8月10日

(C)2021 Inforg-M&M Film – Komplizen Film – Palosanto Films – Pyramide Productions – RAI Cinema – ARTE France Cinema – WDR/Arte

 

1920年代のマルタ共和国を舞台に、美しい女性と出会ったその日に結婚を取りつけた男が、その後の結婚生活で葛藤する様を描く『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』が8月12日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』は、出会ってすぐに結婚した男女の官能的で切ない愛の行方を描き出す。1920年、マルタ共和国のとあるカフェ。船長のヤコブは友人と、店に最初に入ってきた女性と結婚するという賭けをする。現れたのはリジーという美しい女性で、ヤコブは初対面の彼女に結婚を申し込む。そして週末、ヤコブとリジーは2人きりで結婚の儀式を行う。幸せな時間を過ごすヤコブとリジーだったが、リジーの友人デダンが現れると、ヤコブは2人の仲を疑って嫉妬するようになり…

 

本作は、ハンガリーの作家ミラン・フストの小説を原作に、『心と体と』で2017年の第67回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したハンガリーのイルディコー・エニェディが監督・脚本を手がけ、『アデル、ブルーは熱い色』のレア・セドゥーが主演を務めたラブストーリー。ヤコブを『マイ・フーリッシュ・ハート』のハイス・ナバー、デダンを『グッバイ・ゴダール!』のルイ・ガレルが演じる。2021年の第54回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品となった。

 

(C)2021 Inforg-M&M Film – Komplizen Film – Palosanto Films – Pyramide Productions – RAI Cinema – ARTE France Cinema – WDR/Arte

 

映画『ストーリー・オブ・マイ・ワイフ』は、8月12日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際で公開。

カフェに最初に入ってきた女性と結婚する…男性にとっては夢物語だ。プロポーズされた女性にとっては迷惑な話…が一般的だろうか。だが、相手の男性に少しでも魅力を感じたら、一目惚れのような感覚で求婚に応じてしまうかもしれない。有り得ないような出来事から始まる本作を観客がどのように感じるか気になって仕方がない。

 

とはいえ、夢みたいな出来事から始まった夫婦の物語だ。単純なストーリー展開にはならない。主人公の職業は船長、長く夫婦の時間を共にすることが出来ないだろう。妻にとっては自身の時間を自由に使いながら、夫の帰りを待っている。夫の知らないところでは何が起こっているか不明だが、本作を観ていると、この妻は純粋に夫を愛しているようにさえ感じ取れた。逆に妻を疑ってしまう夫は、そもそもの起こりを考えると、どうなんだ!?と疑念を抱いてしまう。7つの章節を以て構成されている一筋縄ではいかぬ不思議な恋愛映画をじっくりと時間をかけて堪能してみてはいかがだろうか。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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